ドローンにより血液製剤を20km空輸、悪影響はないとの研究結果。事故や災害での救急医療や遠隔地への貢献に期待

微生物の付着などもなかったとのこと

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2016年12月11日, 午前 05:30 in blood
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米ジョンズ・ホプキンス大学付属病院の研究チームは、ドローンによる血液製剤の輸送が、その品質に何ら影響を及ぼすものではないとの研究結果を発表しました。これにより、有人の車両や乗り物にとっては時間のかかりすぎる遠隔地についても、血液製剤の速やかな配送が期待されます。同チームが行った実験は、市販のドローンを使って赤血球や血小板、血漿を運搬させるというもの。それぞれの血液製剤は、保冷剤の入ったクーラーボックスに入れられたとのこと。地上100mの高さで約13~20km、最長で26.5分ほどの飛行をした後、病院で血液製剤の品質をチェックしたところ、化学的、血液学的、微生物的な悪影響は確認できなかったとされています。
Drone
研究チームはさらなる実験を計画しており、より正確に適切な温度が保てる能動冷却(プログラムにより制御)システムの使用も検討しているとのこと。

すでに今年4月、米スタートアップ企業Ziplineとルワンダ政府が共同で、輸血用血液などを含む医薬品をドローン輸送する取り組みが伝えられていましたが、今回の実験により安全性の裏付けが取れた形です。病院へのアクセスが困難な農村部や交通インフラがない遠隔地、事故や災害現場への速やかな輸血などの輸送が期待できそうです。

 
 

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