DARPA、1人で100機超のドローン部隊を操縦する技術を開発へ。市街地戦想定し3Dゲームで戦略パターンを立案

リアル「エンダーのゲーム」?

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2016年12月13日, 午後 03:00 in Robots
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米国防高等研究計画局(DARPA)が、市街地戦でのドローン(UAV/UGV)隊編成のため、3Dゲームのスキルを活用した戦略作成を考えていると発表しました。OFFSET(OFFensive Swarm-Enabled Tactics)と呼ばれるそのプロジェクトでは、ひとつのコントローラーで数百のドローンを操作するというどことなく映画「エンダーのゲーム」で見たような戦術を大真面目に構築し、陸戦部隊の強力なサポートに役立てます。

映画「エンダーのゲーム」では、主人公のエンダー少年がジェスチャーや音声コマンドなどで無数の戦闘機を操作するシーンがみられます。OFFSETプログラムが意図するところもまさにこれ、といって差し支えないかもしれません。オペレーターはひとりで数百のUAV/UGVを操り、各機が搭載するカメラなど(機銃も?)を利用して地上部隊の戦いをアシストする役割を担うとのこと。

とはいえ、一般的なドローン用コントローラーでは数百もの機体を操縦することは不可能。そこでDARPAは、まずはまったく新しいコントローラーを開発するとしています。そして3D空間に市街地戦の場を構築し、そのなかでオペレーターが無数のドローンを操って敵を攻め落とす一種のゲームによって、少なくとも100以上の効果的な戦略パターンを開発したいとしています。
OSSSETではオペレーター(ゲームプレイヤー)は数人で編成され、それぞれが独自にゲームプレイを通じて最適な戦略パターンを構築します。さらにオペレーターどうしで戦略を交換し、互いに評価・アレンジすることでさらに協力な戦略を生み出していくとのこと。

DARPAのOFFSETプログラム指揮者ティモシー・チャン氏は「OFFSETで開発する技術によって、無数のUAVが市街地戦部隊をサポートし、有効に機能する戦略を生み出すことに期待している」「試みが成功すれば、集団認識や強力な通信、そして分散コンピューティングなどを使ったダイナミックに拡張可能な作戦を展開することができるだろう」とコメントしています。

ちなみに、米軍は2012年の時点ですでに大量のドローンを操作する技術の開発に着手しています。ここへ来て多数のUAV/UGV利用した戦略構築プロジェクトが発表になったということは、「エンダー的に無数のドローンを操れる」コントローラーも、ほぼほぼ完成しているのかもしれません。
 
 

 

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