アップル傘下のオーディオブランド『Beats By Dr. Dre』が公式のInstagramアカウントで投稿した写真に、本体が白いiPhoneと思われる物体が写っていました。同写真には原稿執筆時で5万4000件以上の「いいね」と370件以上のコメントが付くなど、大きな話題となっています。

ここまで過熱したのは、昨今から出ている「iPhone 7の新色として光沢ホワイトが追加される」というウワサがホットな状態で、半ばアップル公式であるBeatsの投稿だったため。ですがこの写真、実はシルバーのiPhone 7が、写真の光源の具合とInstagramのフィルタが合わさって白く見えているだけだった、という一種の珍事でした。


白いiPhone 7では? とのウワサを検証したのは、アップルのウワサ情報ではおなじみ情報サイト、9to5Mac。同サイトがアップルに確認したところ、上述したように、iPhone 7のシルバーであることが確認できたとのこと。

事情を知らない方は「なんでそんな騒ぎに?」と思われるところですが、実はこの「白いiPhone 7」、ここ数か月の間で新色として登場するのでは、というウワサが流れていたタイミングでした。実際に9to5Macでも
白いiPhone 7についていくつかのウワサ記事を掲載しており、昨年12月には、本体外装と思われる部品らしき写真についても触れていました。

こうした状況下でアップル傘下のブランドが、白く見えるiPhone、しかもデザインがiPhone 6系、もしくは7(Dラインの形状からするとおそらく7)に見える機体の写真を掲載したため「これは手違いで漏れてしまったのか?」と話題になった、という流れです。

9to5Macではアップルの回答のみならず、写真に対する検証として、明るさなどを調整し、Dラインの色からシルバーに見えるように逆加工した結果なども掲載しています。実際に筆者もガンマ調整などを試みてみましたが、適度に暗くすると若干ながら周囲の反射らしき色の差が出てきて、確かにシルバーに見えます。

また、本来の主役であるヘッドホンは『Beats Solo3 Wireless』のブラックです(ハッシュタグからは同社のStudio Wirelessに見えますが、形状はSolo 3のほう)。このモデルのブラックはかなり深い黒のため、該当のInstagram写真のような明るさで撮影するには、かなり照明は明るいはず。
ここが原因の一つとなってiPhoneの色が飛び気味になったという可能性は、それなり以上にありそうです。

なお、Solo3 WirelessはアップルのAirPodsと同じワイヤレスチップ『Apple W1』を搭載しており、ワイヤレスヘッドホンとしても注目されているモデルです。詳細は下記記事を参照ください。

Apple W1チップ搭載。イヤホン型BeatsXとオーバーヘッド型Beats Solo3 Wireless国内発表
なお、同じ写真はTwitterにも投稿されていますが、こちらは問題のiPhoneが見切れていることもあってか、あまりRTやコメントが伸びていない(原稿執筆時はRT46件、「いいね」222件。直下のコメントは4件だけでした)のが興味深いところです。



さて、若干の余談。この光沢ホワイトのiPhoneのカラーリング名は、iPhone 7/Plusの光沢ブラックカラー名である『ジェットブラック』から、俗に「ジェットホワイト」とも呼ばれています。が、正式に登場したとしても、ほぼ確実にこの名称は使われないはず。

というのも、~ブラックの名付け元となった「ジェット」は、黒い石であるため。海底で炭化した木からできた化石であり、日本名はずばり「黒玉」(こくぎょく)です。

つまり色で使われる場合の「ジェット」は、使った時点でほぼ確実に「黒い」までが確定する種の言葉なのです。上の画面はGoogle画像検索で「ジェット 黒玉」と検索した結果ですが、こういった色のイメージです。

ということで、由来から考えると「ジェットホワイト」という名称はほぼあり得ないというわけです。「ジェットブラックの塗装技術を使ったホワイト」を省略して......という可能性はなくもないですが、少なくともこれまでのiPhoneカラーリングでは聞いたことのないタイプの説。

ジェットホワイトと言っている方が回りにいたら、それとなく教えてあげると感謝される......かもしれません。