Android版MYST登場・農場向けサイボーグトンボ・イーロン・マスクのトンネル事業は未認可?(画像ピックアップ66)

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Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2017年01月29日, 午後 09:00 in Pictures
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過去1週間で拾いきれなかったニュースをダイジェスト形式でお届けします。今週は「Android版MYST登場」、「農場向けサイボーグトンボ」、「イーロン・マスクのトンネル事業」などについてまとめました。

アップルが、IT巨人らのAIパートナーシップに参加

アップルが、Amazon、Facebook、Google、IBM、MicrosoftからなるAI研究グループの6番目の"設立メンバー"に加わりました。アップルは2016年8月にマシンラーニングに強みを持つ企業Turiを買収しており、10月にはカーネギー・メロン大学からAI研究を推進するためにRuss Salakhutdinov教授を招き入れています。

これだけでもアップルがAI研究に本腰を入れていることがうかがえるものの、やはり最も大きな動きは昨年12月に初のAI研究論文を学会で発表したこと。秘密主義で知られるアップルが研究内容をひろく共有し積極的に広めるのは、研究者らの交流からさらに最新技術動向を見極め、この分野をリードしたいという考えの現れといえるかもしれません。
[Image : JOSH EDELSON/AFP/Getty]
[Source :
Partnership on AI]

アップル、iTunes事業をルクセンブルクからアイルランドに移転へ

アップルが開発者らに送った書類から、2月5日付けでアップルがiTunes事業の拠点を現在のルクセンブルクからアイルランドへ移転することがわかりました。すでに2016年9月から移転の動きはありすでにiTunesは開発者契約や90億ドルという巨額の資産を移転済みとのこと。

iTunesは100か国以上で音楽のダウンロード販売だけでなく、Apple Musicや電子書籍販売のiBooks、さらにApp Storeを展開しており、注目さられるのはその売上から発生する巨額の税金。ルクセンブルクは先進国のなかでもかなり税率が低く、ある意味タックス・ヘイブンとしても機能しているため、多くの巨大企業が欧州での拠点を据えています。

一方で、iTunes移転に関してはEUがアイルランドがiTunesに課した税率が違法に低いとして130億ユーロの追徴課税を必要とすると結論付けたのに対し、アイルランドは「EUの権限を逸脱した要請には応えられない」としています。iTunesがアイルランド移転を予定どおりすすめているのは、アイルランドを信頼してのことと考えられます。

[Image : Bloomberg / Getty]
[Sourcce :
Steve T-S(Twitter)]

「real Myst」がAndroidに初登場

3D CGアドベンチャーゲームの名作「MYST」が、初めてAndroidでリリースされました。島が、青と赤の本が、あなたを呼んでいます。MYSTシリーズ初のAndroid版は、シリーズ第1作目をリメイクした「real MYST」。紙芝居方式だった移動シーケンスが(当時としては)美麗なグラフィックをそのままにリアルタイムレンダリングへと切り替えたバージョンです。自然と文明が有機的に溶け合ったかのような不思議な雰囲気の島をさまよい、本をひらけば「お前は誰なんだ」と話しかけられてドキッとしたあの体験がまたできるようになりました。

タッチ操作のほか、Bluetoothゲームパッドも使用可能。PC版「real MYST」でオリジナル要素として追加された「ライム時代」ももちろん収録します。さらにNvidia Shieldでも動作します。ちなみに、シリーズ2作目の「RIVEN:The Sequel to MYST」も近日のうちにリリース予定とのこと。

[Source : real MYST(Google Play)]

農場用サイボーグトンボ「DragonflEye」

バイオメディカルを手がける企業DraperとHoward Hughes Medical Institute (HHMI)が、作物の受粉などを手助けするためにサイボーグ化したトンボ「DragonflEye」を開発しています。

昆虫のサイボーグ化といえば、その脳や神経に電極を接続し、歩く方向や飛ぶ方向をコントロールするやり方が研究されています。一方、Draperが考えるのは、太陽電池を備えるバックパックを使い光のパルスでトンボの飛ぶ方向を制御する「optrode」という方式。ただし、まだこの方式はまだ開発の第一段階であり、最初の実験を準備しているところだとしています。

ただ、この技術が実用レベルに達したならば、トンボを自動受粉マシンとするだけでなく小さな監視システムとして利用することも可能かもしれません。また開発者らはバックパックはトンボだけでなくミツバチなど似通ったサイズの昆虫にも利用できると考えています。

[Source : Draper]

イーロン・マスク、LAの渋滞解消に向けトンネル掘ると宣言も市当局は「許可してない」


長い間ロサンゼルスの渋滞に不満を述べていたSpaceXとテスラのCEO、イーロン・マスクは、昨年12月、ついに「渋滞解消のためのトンネルを掘ってやる」と宣言、ツイッターのプロフィールにもTesla, SpaceXにつづいてTunnels(トンネル堀削業)と付け加えてその意気込みを示していました。

大金持ちである上にユーモアのセンスも持ち合わせるイーロン・マスクのこと、このときは多くの人が冗談だろうと思っていたはずでした。ところが当のイーロン・マスクはかなり本気だった模様。今年1月25日になって「トンネル計画が進んでいることを嬉しく思う、あとひと月もすれば掘削を開始できる」とツイート、SpaceXのオフィスからロサンゼルス国際空港まで5分のところまでトンネルを掘るとしました。

ところがThe Guardianは、ロサンゼルス市当局は地下トンネル掘削に関してイーロン・マスク側からの連絡も受けておらず、当然許可も出していないと話していると伝えています。またSpaceXのあるカリフォルニア州ホーソンの役所も「(イーロン・マスク側とは)2~3か月前から話しはしていたものの、現状で掘削の許可は出していない」としています。

もし、イーロン・マスクがこれから許可申請をするつもりだったとしても、実現にはいくつかの問題が考えられます。たとえば、トンネル掘削には莫大なコストがかかるということ。トンネルマシンはただでさえ高価で、ボストン~シアトル間のトンネル工事ではこれが故障し、2年もの完成遅れと、150億ドルの追加費用が発生していました。

またトンネルの設置はそれによって道路あたりの交通量を減らし、トラフィックをスムーズにすることを目的としますが、ロサンゼルス市運輸局が2015年11月にまとめた報告書では、トンネルの効果は開通後しばらくだけで、その後は全体の交通量が増えてゆき、最終的にまた元のような渋滞が恒久的となるとまとめられています。つまり、たとえイーロン・マスクがロサンゼルスの地下に穴を掘ったとしても、すぐにそのトンネルも渋滞することになる可能性が高いということです。

イーロン・マスクは報告書を紹介したPopular Scienceに対して「車線を追加しても渋滞になるのなら、車線を減らせば渋滞がなくなることを意味する。明らかに真実でない」と反論しています。

[Image : Christopher Goodney/Bloomberg /Getty]
[Source :
The Guardian]
 
 
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