サムスンが視覚障害者支援VRアプリ「Relúmĭno」をリリースしました。VRゴーグル Gear VR で使用するアプリケーションです。

今年2月のMWC 2017で発表されてたRelúmĭnoは、サムスンの社内ベンチャー支援プログラム C-Labで開発されたアプリ。視覚障害者といっても全盲の人に向けたものではなく、たとえば視野の一部が見えないブラインドスポットや、トンネルビジョン(トンネルの出口部分だけが見えるように視野が狭まる状態)を患っている人など、見えはするけど見え方に問題がある人のために作られました。

アプリはOculus Homeからダウンロードできるものの、通常の検索では表示されません。公式サイトからメールアドレスを登録して、ダウンロードのためのコードを取得する必要があります。

実際の使用においては、Gear VRにセットした対応端末(Galaxy S7、S7 Edge、S8、S8+など)の背面カメラを使い、その映像をGear VRに表示。映像の拡大はもちろん、輪郭の強調、色の反転などが行えるほか、先述のブラインドスポット対応として、指定位置の画像を別の場所に表示したり、視野全体を縮小し中央に表示(トンネルビジョンに対応)することが可能です。

ただ、視覚障害がある人には便利に使えそうな一方で、日常的にGear VRを装着して過ごすというのは現実的ではありません。そのため、サムスンは他人の注目を浴びることなく日常的に使えるデバイスとして、眼鏡のような外観の製品を開発予定とのことです。