Stacks of bitcoins sit near green lights on a data cable terminal inside a communications room at an office in this arranged photograph in London, U.K., on Tuesday, Sept. 5, 2017. Bitcoin steadied after its biggest drop since June as investors and speculators reappraised the outlook for initial coin offerings. Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg via Getty Images
仮想通貨ビットコインの価格が100万円を突破しました。記事執筆時点では1BTCあたり110万円に迫る勢いです。2017年1月の時点では10万円前後だったことを考えると、その価値はこの10ヶ月ほどでざっと10倍に膨れ上がったことになります。我々の住む日本では1BTCあたり100万円というのが大きな節目に捉えられるものの、ドル建てで考えてみても、ここ数日の値動きによって9000ドルを突破したことになり、年末に向けて1万ドルに届くのではといった見かたも現実味を帯びてきました。

上昇を続けるビットコインを始めとする仮想通貨は、その大きな価格変動が特長でもあります。株取引になぞらえて説明されることもある仮想通貨ですが、その大きな値動きから感覚的にはFX(外国為替証拠金取引:外為)に近くなっています。

ビットコインはその供給量に上限が設けられており、取引はブロックチェーンと呼ばれる仕組みを使って記録され、すべての取引はP2Pネットワークの全体で共有されます。ただ、最近はこのブロックチェーンの仕組み上(スケーラビリティ)の問題から取引に非常に時間がかかるようになりつつあり、この状態が進行すれば最悪は取引不能に陥る可能性も指摘されています。

この問題を解消するためにビットコインから分裂する形で誕生したのがビットコインキャッシュ(BCH)です。ビットコインキャッシュはブロックチェーンの容量を拡大して問題を回避しています。ただビットコインキャッシュは一部のマイナーらが支持するにとどまったため、正規のビットコインとしては認められていません。ただ、大手取引所はビットコインキャッシュをビットコイン(BTC)とは個別の仮想通貨として取り扱っており、しばらくは停滞していた価格も、ここ1か月ほどで価格を3倍近くに上げてきています。

一方、本家にあたるビットコインは旧来のブロックチェーン構造のまま運用が続けられているものの、今後は100万円や1万ドルと言った大台突破によってさらに利用者が増加すればするほど、先に挙げた問題が大きくなっていきます。

これを回避するために提案されていたのが11月上旬に話題となったSegwit 2xです。これも大雑把に言えばビットコインキャッシュと同じように新たなブロックチェーン構造を持つビットコインを誕生させる試みになるわけですが、こちらは全ユーザーがSegwit 2x後のビットコインに既存のビットコインマイナーやユーザーがすべて移行することを目指していたものの、一部の根強い反対意見を解消できず、全体のコンセンサスが得られていないとして回避されています。

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