iPhone Xでは、iPhoneシリーズで初めてApple純正の手帳型ケース「iPhone Xレザーフォリオ」が用意されました。Apple純正ケースは、価格は高めですがつくりが丁寧かつ頑丈で、私の周囲には「ケースは純正派」という方も実に多くいます。特にiPhone Xのフォリオケースは個人的にもかなりのお気に入り......。
ただ、唯一ちょっとザンネンな点がフタの仕様です。柔らかいんですよね、とても。なので、何も入れてないと常に少し「しなっている」感じです。フニャリとしているうえマグネット式ではないこともあり、開け閉めの際の「パカっと感」もありません。もっとシャキッとしてほしい!純正フォリオ、私も使ってますが、ホントいいですね。開いて即顔認証モードに入るし、閉じれば即スリープなのでバッテリーにも優しそう。高いけど、これは買い。│これは買い。iPhone X用アップル純正手帳型ケース「レザーフォリオ」速攻レビュー(弓月ひろみ) https://t.co/rO73wfo4DMpic.twitter.com/OmY2UL1pTv
— ACCN @EngadgetJP (@ACCN) 2017年11月8日
内側にポケットがあるので何か入れれば硬さは増しますが、ケースの素材が柔らかいので、カード1枚でも入れると表面に凸感が出てしまい、個人的にはコレも嫌なんです......。
そこで思いついたのが、内側(の下側)のポケットにピッタリなサイズの薄めのプラ版のようなモノを入れたらどうかということ。プラ版を買ってきてジャストサイズにカットすれば簡単につくれますが、ここはこだわってプロにお願いしてみました。おなじみ画面保護フィルムの老舗、京都ビザビのM谷社長です(拍手)。
「やってはみます...」と低いトーンでお返事いただき、ケースと一緒にお送りして約1週間、やってきたのがコチラの板......。
プラ版よりは柔らかい素材のものにして、入れやすく、それでいて抜けにくくなっているとのこと。見えなくなるモノなのに、高級感にもこだわっています。「そのほうが売るときに値段も上げやすい」とか......さすが商魂たくましいですな。
入れてみます。サイズは......うん、ピッタリです。カラーやラウンドもそろっていて付属品にすら思える出来栄え。
みごとにシャキッとしてくれました。そう、この感じが欲しかったのです! 同時に開け閉めの際の「パカっと感」も俄然、出てきました。
個人的にはすごくいいと思うのですが、M谷社長は「こんなん、需要ある?」と、いまいち乗り気ではない模様......。
テンション低いM谷です。設計は終わってますので、ご要望の声があれば製品化したいと思います!興味ある方はTweetして頂ければうれしいです。
— 株式会社ミヤビックス☆ビザビ事業部 (@visavis_miyavix) 2017年12月3日
iPhone X専用Apple純正フォリオケースのフタをもっとシャキッとさせたい https://t.co/oeLxm5saa8@engadgetjpさんから
ふとしたきっかけでこの記事をご覧になったみなさんの反応次第では、商魂たくましいM谷社長のことですから、きっと日の目を見るに違いないと私は信じております。言っておきますが、まったくタイアップとかではありませんよ(数年前に一度、抹茶パフェをおごっていただいたことはありますが、びた一文いただいたことありません)。
この板(としか言いようがない...)を入れることで、フタがシャキッとして開閉時の快感が増すほか、もうひとつ利点が。全体をシャキっとさせてくれるので、先に述べたようにカードなどを入れた際の外観の変形を防げるのです。私はこんなの入れてみました。
コチラは「KEEP SMART」という、わずか0.2ミリの金属でできた極薄の名刺入れ。Makuakeで目標出資額を大幅に超える731万1400円を集めた大注目の製品です。
▲名刺の印字写りを防ぐため、付属のステンレス鋼板を仕切りに用いる
3枚しか入りませんが、いざというときの名刺がフタと一緒に「フニャッとしない」のがポイントです。
薄いのでフォリオケースに入れっぱなしにしても気になりません、そう「あの板」があれば......。もちろん、KEEP SMARTはフツーの財布などにも入りますし、本来そういうモノです。気になる方は是非。