Jonathan "Jony" Ive, chief design officer for Apple Inc., speaks with attendees during the grand opening of the company's new flagship store at Union Square in San Francisco, California, U.S., on Saturday, May 21, 2016. The flagship location boasts 40-foot-tall doors opening onto the square and comprises five departments, or what Apple prefers to call "features." Photographer: David Paul Morris/Bloomberg via Getty Images
 
2015年にアップルのCDO(Chief Design Officer)職についたジョニー・アイブ氏が、再び直接デザインチームの陣頭指揮をとることになりました。アイブ氏が設計~建設に関わっていた、アップル・パークと呼ばれる新社屋および周辺施設は今年4月に完成し、本社機能の移転作業もようやく完了したところです。
2015年以降、アップルの製品デザインチームはアラン・ダイ氏とリチャード・ハワース氏が率いていたものの、すでにウェブサイトの役員ページから2人の名前はなくなっています。アップル広報は、現在、アップルのデザインチームが業務進捗を直接ジョニー・アイブに報告するようになり、アイブが再びデザインそのものに集中していることをBloombergに対して認めました。

思えばiPhone Xの凹型ディスプレイであったり、Apple Pencilの充電方法、Magic Mouse 2の充電端子の位置など、最近のアップルはかつてなら絶対にやらなかったのでは、とも思えるデザインの方向性をユーザーに示していたような気もします。

それらが今回の2人の退場とアイブ氏の前戦復帰に直接関係するのかはわかりません。しかし、2人が製品発表やインタビューなどにおいても表に出てこない一方で、CDOに退いたアイブ氏は従来とさほど変わらず露出の機会がありました。

ジョニー・アイブ氏はアップルにスティーブ・ジョブズが復帰する少し前からアップルのデザインチームを率いるようになり、iMac、iPod、iPadなどのデザインでアップルの成長に大きく貢献してきました。2012年以降はソフトウェアデザインにも手を拡げています。アイブ氏が、ここしばらくは革新的な製品を生み出せていないとも言われるアップルの新製品にどう関わってくるのかにも注目したいところです。