不審ドローン捕獲用の鷲が退職へ。オランダ警察「出動機会なく、訓練コストが高い」

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2017年12月13日, 午前 11:45 in Security
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A young eagle trained to catch drones displays its skills during a demonstration organized by the Dutch police as part of a program to train birds of prey to catch drones flying over sensitive or restricted areas, at the Dutch Police Academy in Ossendrecht, The Netherlands, on September 12, 2016.   Dutch police are adopting a centuries-old pursuit to resolve the modern-day problem of increasing numbers of drones in the skies, becoming the world's first force to employ eagles as winged warriors. / AFP / EMMANUEL DUNAND        (Photo credit should read EMMANUEL DUNAND/AFP/Getty Images)
オランダ警察が2016年から導入訓練を開始し、最近では大きなイベントや国際会議などに配備もされていたドローン捕獲 "鷲" プロジェクトが終了しました。理由は、出番がないため。プロジェクト開始時に予想された、ドローンによる迷惑行動や人が集まる場所への不審ドローンの飛来は、現実にはほとんど発生せず、警備に就くことはあってもほとんどは待機するだけでした。せっかく予算をかけて訓練した鷲も、出動機会がなければただの鳥。警察としても、活躍することがない大鷲にエサ代とケージ用スペースや維持コストを支給し続ける気にはならなかったようです。

現実的な話をすれば、たとえばなにかのイベントの最中に不審ドローンが現れたとして、鷲がその混乱した状況で期待したパフォーマンスを100%発揮できるかという懸念もありました。また、ドローンを強制的に着陸させたり操縦不能にする電波銃の類も複数開発され、テクノロジー面からの不審ドローン対策が発展してきたのも、鷲を早期退職させざるを得なくなった一因かもしれません。

厳しい訓練に耐え抜いたにもかかわらず、予想外に早く退職させられた鷲には申しわけない気もしないでもないものの、脅威になると思われたドローンの悪用がなかったのは、むしろ喜ぶべきことです。

ちなみに、オランダ警察はドローン鷲のほかに麻薬入りの偽タバコや違法火器、死体などを臭いで嗅ぎ当てるラットを養成する実験的プロジェクトも開始していましたが、こちらは実用段階に至ることなく中止。オランダ警察いわく「げっ歯類は言うことを聞かない」とのこと。

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