PARIS, FRANCE - NOVEMBER 03:  A signage for an Apple Watch Series 3 is displayed inside the Apple Store Saint-Germain, the day of the launch of the Apple iPhone X, the new model of Apple smartphone at the Apple Store Saint-Germain on November 3, 2017 in Paris, France. Apple's latest iPhone X features face recognition technology, a large 5.8-inch edge-to-edge high resolution OLED display and better front and back cameras with optical image stabilisation.  (Photo by Chesnot/Getty Images)
アップルは、2014年に消費電力が少ないMicroLEDディスプレイ技術を持つLuxVue社を買収しました。それから数年が経ち、BloombergはアップルがApple WatchやiPhoneにLuxVueの技術を取り込むべく「重要な投資」をしていると伝えています。MicroLEDは、Apple WatchやiPhone Xで使われているOLED技術と同様に、素子自体が発光するためバックライトを必要しません。さらにMicroLEDはOLEDよりも高輝度で低消費電力という特徴を備えます。

Bloombergによると、アップルは2017年にT159と称するプロジェクトで、MicroLED技術を採用するApple Watchの試作品を製作しています。そしてその技術はまず将来的なApple Watch新製品に採用されると予想されます。

アップルは近年、プロセッサーやコプロセッサー、イヤホン/ヘッドホン用の制御チップなど、主要なコンポーネントを自社設計するようになっています。そして、もしMicroLED採用ディスプレイの自社生産が実現するならば、サムスンやJDI、シャープ、LGといったディスプレイメーカーなどの売上に大きな打撃を与えることになるかもしれません。

ただ、まだMicroLED技術は少なくとも3~5年はiPhoneに採用されることはなさそうです。というのも、OLEDの採用でもアップルはまずApple Watchで採用してから、iPhone Xに使うというステップを踏みました。MicroLEDでも同じような導入順序になることが考えられますが、MicroLEDの製造は非常に複雑で手間もかかることから、Apple Watchサイズはすぐに導入できるとしても、iPhoneのサイズで自社生産というのは、なかなかすぐには難しそうです。

おそらくは、それより先にiPhoneのラインナップをすべてOLEDに置き換えるステップが来るはずです。