東京ガスの防災体験ツアーを取材:第1弾「もしものときどうすれば良いか」

なかなかできない防災訓練も無料で体験

Hirotaka Totsu
Hirotaka Totsu
2018年03月19日, 午後 04:30 in emergency
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東京ガスは、3月11日に「親子で学ぼう!!防災体験ツアー」と題した、災害時の対策を学べる体験会を開催しました。同社では初の試みということでしたが、24名の定員に100名を超える応募があったということで、参加者も普段出来ない体験を楽しみながら学んでいました。
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ツアーのスタートは、品川区防災センターにある「しながわ防災体験館」で行われたさまざまな防災体験から始まりました。



防災には自助、共助、公助の3つがあり、今回の防災体験では自助と共助について体験すると説明があったのち、体験会へと移りました。






消火体験は、消火器の使い方から消火栓の使い方までを体験します。消火栓には二人で操作が必要な1号消火栓と、一人で操作できる2号消火栓があるということで、両方の使い方を体験しました。家庭内の火事の場合、天井まで火柱が立ってしまう状況では消火器では対応できないレベルということで、消火栓がある場合には消火栓を使用し、ない場合にはすぐに逃げるということです。また、消火栓は非常ボタンを押さないと作動しないということで、まず非常ボタンを押して作動させてからコックを開くという手順をとるように説明がありました。





車イスを使用した避難誘導体験では、ベッドから車イスへの移乗体験と、車イスを押して歩く体験が行われました。体験で使用した人形は15kgほどでしたが、それでも大変だった様子。実際には60kgくらいの場合もあるので、そんな時はどうしようかという場面も。車イスを押す体験では、坂を下りる時は後ろ向きにしてゆっくりと、などやってみないとわからない細かな配慮やコツについても学びました。



応急救護の体験では人形を相手に胸骨圧迫(心臓マッサージ)の体験をしました。単純にCPRの手順や体験だけでなく、倒れている人に声をかける、人を呼んで119番通報やAEDを持ってきてもらうのを頼むなど、実際の場面に則した内容です。また、人工呼吸も保護具がない場合や、やりたくない場合にはやらなくても良いなど、最新のガイドラインに準じた内容。実際の救護では救急車が来るまで交代で胸骨圧迫を続ける必要があるなども添えられました



煙の中を避難する体験では煙を吸い込まないように低い姿勢で歩く体験をしました。壁にセンサーが備えられ、一定の高さに体が上がってしまうとアラームが鳴る仕組み。アラームが鳴らないように必死で低い姿勢を取り続けます。



一通りの体験が終わったあとは、再び映像で学習となります。阪神淡路大震災や東日本大震災での生還者や体験者が、どのように助け合ったか、どのように避難して助かったかという声を聞いて、万一の際はどのように行動するのが良いか考えるきっかけにしてほしいと締めくくられました。

「しながわ防災体験館」は、区が運営する防災体験施設として非常に充実していました。企業などで行う防災訓練でもせいぜい消火器の取扱訓練までで、消火栓の取扱訓練などはやりません。操作体験ができる施設があるというだけでもすごいのですが、スタッフの方が全員それぞれの体験を熟知しており質の高い体験が得られます。品川区だけでなく、ほかの市区町村でも一定の規模と品質の体験施設ができると良いなと思いました。



「しながわ防災体験館」での体験を終えたあとは、豊洲にある東京ガスの体験施設「がすてなーに」に場所を移して防災体験が行われました。まず体験に先立ち、東京ガスの防災対策についての説明されました。



実は最近のガス管、主に家庭に引かれる配管はPE管と呼ばれるポリエチレン製のパイプに置き換わっているのだそうです。接合部も熱で溶かして融着するタイプということですが、曲げにも強く地中で使用する場合半永久的に使えるとのこと。地震などで断層が起こるなどで引っ張られたり曲がったりしても折れることがないので安全なのだそうです。


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また、地震の際はマイコンメーターが震度5相当以上の揺れで作動し、家庭内へのガスの供給を停止します。地震の際はまず火を消す!などと言われてきましたが、大きな揺れの中で台所に行くだけでも危険なので無理に火を消すのではなく、安全を確認してから対応すれば良いということでした。



揺れが収まったあとは停止したマイコンメーターのボタンを操作することでガスの供給を再開することができます。東日本大震災の後での問い合わせで最も多かったのがガスの復旧方法ということで、必要が生じたら復旧できるように覚えておいてほしいと復旧方法の体験も行われました。



がすてなーにでは、ガス管の安全性だけでなく、LNGの輸入、貯蔵から家庭への供給までのみちのりを解説したり、ガスの新しい使い方、活用方法などの展示など様々な体験や学習ができます。

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小中学校では、社会見学のような体験会もあるようですが、無料で入館できるということもあり、週末などは親子連れなどで賑わうそうです。

 
 
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