「もうちょっと、早く出してよ...」
全国のiPhone 8ユーザーから、そんな恨み節が聞こえてきそうだ。
アップルは4月9日21時半、iPhone 8およびiPhone 8 Plusに(PRODUCT) RED Special Editionを発表した。発売は4月13日となっている。
iPhoneの(PRODUCT) REDは、昨年もiPhone 7およびiPhone 7 Plusで3月末に発売されている。もはや、iPhoneの(PRODUCT) REDは、春の恒例行事になりつつある。
日本市場において、スマホが市場売れる時期は、春商戦と言われている。しかも、3月が最大の山場だ。これは4月からの新生活を迎えるにあたって、進学する新中学生や新高校生が「入学祝い」として買ってもらうケースが多い。もちろん、進級祝いというのもある。
今年の3月を振り返ってみると、iPhone 8およびiPhone 8 Plusが一括ゼロ円で販売されているショップもあるなど、投げ売り状態であった。主にMNPでの契約ユーザー向けであったが、それでも久々の一括ゼロ円販売であったこともあり、「3月にiPhone 8を購入した」という人も多いはずだ。
アップルとしては、昨年9月に発売したiPhone 8およびiPhone 8 Plusをテコ入れするため、発売から半年以上経過したタイミングで、新色である(PRODUCT) REDを投入してきた。とてもわかりやすい戦略だ。ただ、今年は3月末にApple Pencileに対応したiPadを発表、発売したこともあり、iPhone 8およびiPhone 8 Plusにおける(PRODUCT) RED Special Editionの発表が4月にずれ込んだのかも知れない。
しかし、日本のキャリアや販売代理店としては、(PRODUCT) REDの発売は2月ぐらいにやってくれると、ありがたいと思っているはずだ。
(PRODUCT) REDの発売により、iPhoneの購入を検討している人たちがショップに殺到するだろうし、仮に(PRODUCT) REDが気に入らなくても、既存の色を買ってくれるようになる。
iPhone 8およびiPhone 8 Plusの(PRODUCT) RED は、それなりに売れる。しかし、これが2月であれば、(PRODUCT) REDが呼び水となって、日本市場では学生需要を取り込み、爆発的に売れるのは間違いない。
おそらく、今年3月にiPhone 8を購入したばかりで、(PRODUCT) REDが出たことに悔し涙を流した人もいるはずだ。
今後、そんな悲しい思いをさせないためにも、アップルには来年こそは(PRODUCT) REDを日本の春商戦前に発売してもらうことを願うばかりだ。
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