HTT、2019年にアブダビでハイパーループ商業路線を建設へ
HTTは当初ロサンゼルスとサンフランシスコのあいだに商業路線を予定していたものの、権利関係のゴタゴタと予算調達の問題で計画は宙に浮き、資金豊富なUAEが先に動き始めることとになりました。
ただし、HTTは最近、仏トゥールーズでテストトラックの建設を開始すると発表したばかり。それでいてもうUAEで商業路線建設を開始するとなると、テストでチューブ構造に根本的な問題が発生したらどうするのかが非常に気になるところではあります。
世界最大の航空機、夏に離陸テストへ
%Vidible-5a971832d0e3cf4a09929328%マイクロソフト共同設立者ポール・アレン氏の航空宇宙ベンチャーStratolaunch Systemsが、主翼両端の長さが117mもある世界最大の航空機の離陸テストをこの夏にも実施する見込みです。ここ数か月のあいだに2度のタクシーテスト(滑走路を走行するテスト)と終えており、2回めには74km/hまで滑走速度を高めていました。次回のタクシーテストではこの速度を約130km/hにその次には約222km/hにまで高め、最終的に離陸可能になる241~290km/hまでテストを繰り返します。
Stratolaunchは2回目のタクシーテストまでを問題なく終えることができたことから機体に大きな変更なく離陸まで到達できると楽観的な見通しを示しました。
この巨大な双胴機は旅客用ではなく、Virgin GalacticのWhite Knight Twoのように人工衛星を打ち上げるロケット中央に搭載して上空まで運ぶ役割を担う予定です。実用飛行の予定は2020年に設定されており、FAAによる認可を得るには2年ほどの期間が必要になります。
オリオン宇宙船には100以上の3Dプリントパーツが使われている
オリオン宇宙船の次の試験飛行がいつになるのかはまだ決まっていませんが、予定ではNASAの大型ロケットSLSの初打ち上げに搭載されることになっています。SLSの初打ち上げは予定が遅れており、現時点では2019年末ごろになる見込みです。
「Microsoft翻訳」アプリがオフラインでも翻訳可能に
そして、このたびiPhone、iPadなどiOS端末やAmazonのFireシリーズ向けの「Microsoft翻訳」でもオフラインでの翻訳作業を可能としました。ローカルでの変換のために翻訳アルゴリズムには最適化を施し、言語パックの容量もほぼ半減しています。
ビル・ゲイツ、ソフトバンク、エアバスが支援、全地球ライブストリーミング計画
そして、ビル・ゲイツ、ソフトバンク、エアバスの支援を受けるEarthNowは、地球上のあらゆる場所をカバーするライブストリーミング用衛星コンステレーションを構築する計画を進めています。映像のレイテンシーは1~2秒で、政府機関や大企業を顧客に想定して、ハリケーンや台風など激しい天候の監視から、地域紛争、天災時の状況把握、漁船の違法操業の発見といった用途が考えられています。
つねに映像を地上へと送信し続けるため、衛星は通常のものに比べて高い処理能力を備えたものとなります。ただ、カメラからの映像をエンコードして送信し続けるのはかなりの電力が必要なはずで、電力供給の問題を解決することがまずは大きな課題になりそうです。
エアバスは、仏トゥールーズとフロリダで衛星を開発する計画ですが、目的のコンステレーションが何基の衛星で構成されるかはまだ確定していません。
計画はまだ動き始めたばかりであり、打ち上げ時期もまだ白紙の状態ではあるものの、もし打ち上げ、そして運用が現実のものとなるならば実際にそれがどのように見えるかが楽しみです。