そして筐体デザインや3Dプリントによるパーツ制作、電子部品の設計、試作の積み重ねを経て、ようやく撮影可能なプロトタイプに至ったものとのこと。その詳細はLEXのサイトに記されています。
現在でき上がっているのは、模型よりも荒い作りのプロトタイプだけ。とはいえしっかり撮影は可能で、サンプル画像もいくつか公開されています。正直言えば画質的にはノイズも入っており壊れたトイカメラぐらいのレベルですが、Gee氏は今後のクラウドファンディングでこのLEXを小量ながら生産する予定。さらにその後は、制作方法をオープンソース化し、3Dプリンターと半田ごてがあればだれでも作れるようにしたいとしています。
まず3Dプリンターが必要という時点で一般にはハードルが高いかもしれないものの、もしそれを使える環境が手元もしくは近くにあるのなら、自分用のDIYフィルムカメラづくりに、さらにその改良にもチャレンジしてみると面白そうです。もちろん、最初にEマウントのレンズを最低1本は持っていることが前提ですので、くれぐれもお忘れなく。
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