マイネオ、通信の最適化について情報公開の未実施を謝罪

通信の最適化は継続の様子

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2018年05月7日, 午後 01:10 in docomo
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格安SIM(MVNO)サービスを提供しているmineoが、4月からユーザーへの事前通告なしに通信の最適化を行っていた問題について、同社のコミュニティサイト「マイネ王」において、お詫びと実施背景を掲載しています。

この問題、4月後半にTwitter上で話題になり、後追いの形でmineoが通信の最適化を実施していることを認めたもの。

「通信の最適化」という言葉からは内容が想像しづらいですが、簡単にいうと、データ量を減らすためにユーザーの画像や動画を劣化させるというものです。例えば本来1080pで視聴できる動画の再生が480pに制限されたりといった具合です(あくまでも例。実際にどの程度制限・劣化させているのかは不明です)。

なお、通信の最適化が必ずしも悪いわけではなく、これを行うことで動画のデータ量を削減し、定額サービスとして提供するBIGLOBEのエンタメフリー・オプションのようなサービスもあります。

また、トラフィックが集中し回線が混雑している場合などには、多くの利用者が通信できるようにするため、必要な措置とも考えられますが、今回問題が大きくなった原因の一つが、ユーザーに事前通告なく開始されていたことです。

mineoの通信サービス約款 第35条には以下の記載があります。

第 35 条 前条の規定による場合のほか、当社または特定携帯電話事業者は、mineo契約者に事前 に通知することなく次の通信利用の制限を行うことがあります。
(1)通信が著しくふくそうする場合に、通信時間または特定地域の契約者回線などへの通信の利用 を制限すること。

mineoは4月10日から通信の最適化を実施していたとのことですが、上記の約款を根拠に、通知なく実施しても問題ないと考えていたようです。

これについては、「ブランドステートメント『Fun with Fans!』を掲げ、情報公開を積極的にしていくmineoの企業姿勢として、今回の内容は契約者の方々へ事前説明しておくべき事項であったと深く反省しております」とマイネ王上でお詫びを掲載するとともに、今後、通信の最適化の内容については、技術者から個別に記事をアップするとしています。

ただ、文面を見る限り、謝罪は事前に説明せずに実施したことについてのみで、通信の最適化自体は今後も継続するようです。

画像や動画を劣化される通信の最適化は、暗号化されたHTTPS通信では適用できないのですが、mineoはHTTPS通信の帯域を制限しているのではないかとの指摘も出ています。これについては、今回の記事内では触れられていませんが、今後の技術者による説明の中で明らかにされるのかもしれません。

なお、同様に通信の最適化は、2015年にSoftBankが実施した際にも大きな話題となっていました。

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