SpaceXが、5月10日(日本時間5月11日午前5時すぎ)にFalcon 9ロケットでバングラデシュの通信衛星Bangabandhu-1を打ち上げます。この打ち上げで使われるFalcon 9 Full Thrust "Block 5"は1段目ブースターがこれまでより大きな出力を備えており、さらに着陸脚も大きくなっています。これまで、Falcon 9ロケットの1段目ブースターは2度以上打ち上げられたものはありません。しかしBlock 5は10回の打ち上げに耐えうるよう作られており、さらに消耗パーツの交換と点検整備によって最大100回の打ち上げと回収が可能とされます。


もし、計画どおりの再利用性が実現するならば、SpaceXのロケット打ち上げコストはさらに大きく引き下げられ、さらにはSpaceXが開発を発表している次世代の巨大ロケットBFRにもその成果技術が使われることになるはず。BFRは火星への有人飛行のほか、世界の主要都市を短時間で結ぶ旅客ロケットとしての利用も考えられています。

ただし、Falcon 9 FT Block 5ロケットを使って宇宙飛行士をISSへと送り届けるには、それに先立って7度の無人フライトを完了しなければなりません。今回のBangabandhu-1衛星打ち上げはその皮切りとなり、年内にあと何度かは、Falcon 9 FT Block 5の打ち上げが見られるはずです。