フランスの高校生がYouTubeをハッキング
問題を引き起こしたのはGabriel K. A. B.と、Nassim B.と称する2つのアカウントで、前者は5つ、後者は6つの罪に問われることになりました。この2つのアカウントはそれぞれProsox 、Kuroi'ish.と称する別のアカウントと結びついていることがわかり、犯人がフランスに住む2人の高校生でであることが判明しました。
幸いにも、Vevoはハッキングが発覚してからすぐに改ざんされた動画を元の通り修復、2人はすでにパリとVevoの拠点であるマンハッタンの検察当局の協力によって逮捕されているとのこと。
ちなみに、Vevoは最近オリジナルの動画サイト運営を終了し、YouTubeを通じての動画配信に集中することを発表しています。
YouTubeの音楽ストリーミング「YouTube Music Premium」開始
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Google系の音楽ストリーミングサービスとしては、現在有料のGoogle Play Musicがありますが、実質的に殆どのユーザーはYouTubeで好きな音楽を検索し、聴いています。YouTubeはこれらとは別の有料サービスとして、広告なしで動画見放題のYouTube Red、さらに広告付きの無料音楽聴き放題サービスとしてYouTube Musicを提供してきました。
ただ、これだけサービスが有ると音楽ファンとしてはどれを選べばいいのかがちょっとわかりにくい事になっていました。特にYouTube RedとGoogle Play Musicはどちらも月額9.99ドルであり、YouTube Red会員はYouTube Musicを広告無しで聴き放題となるため、完全にサービスが被った状態だったと言えます。
そして、ようやくGoogleはこのとっちらかった状況を整理すべく、様々なオリジナル動画も見られるYouTube Redの月額を11ドルに引き上げるとともに、新たに月額9.99ドルで音楽聴き放題、プレイリストやパーソナライズ機能などを強化した(SpotifyやApple Musicと同様の)音楽ストリーミングサービスであるYouTube Music Premiumを米国、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコ、韓国で開始することを発表しました。
この発表にあたり、GoogleはGoogle Play Musicを将来的に終了し、その会員はYouTube Music Premiumを利用できるようになるとされます。
新しくなったYouTube Musicがどれほどのものかは実際に利用してみないとわかりませんが、先行するSpotifyやApple Musicを凌ぐほどの利点を打ち出せなければ、ユーザー数を大きく伸ばすことは難しいかもしれません。
テスラAutopilotに対する集団訴訟が和解へ
原告は、これまでにAutopilot使用中に複数の事故(2件の死亡事故を含む)が発生しており、バスやトラックといった大型車に接近したときにブレーキが作動しない場合があるとし、側面衝突警告や自動ハイビームといった安全装備も満足に機能しないと主張しました。
テスラは自動車運転の部分的な自動化によって、ドライバーが運転する従来の自動車に比べて安全性が40%高まると主張します。ただ2016年10月以降に生産されたテスラ車には機能を強化したEnhanced Autopilotハードウェアを搭載しているものの、約束していたAutopilotの機能アップデートの提供が遅れていることから和解に応じるのは「正しいこと」だとテスラ広報は述べました。
和解が受け入れられれば、2016年10月から2007年9月の間にAutopilot機能を搭載したテスラ車を購入またはリースした原告は280ドルの和解金を受け取ることになります。
英国、欧州版GPSから締め出しなら費用返還を請求?
しかし、EU圏外からのプロジェクトのシステムへのアクセス許可はセキュリティリスクになる可能性があると考えられ、すでに衛星を管制するバックアップサイトは英国からスペインへと移されています。またEU側は英国に費用変換する根拠もなければ、英国にシステムへのアクセス権を与える可能性もほとんどないとの考えを示しています。
アップル、iPhone 6が曲がりやすいのは発売前からわかっていた?
iPhone 6 /6 Plusが発売されてしばらく経った頃、ポケットに入れていたiPhoneが曲がってしまうという問題が話題となりました。「ベンドゲート」とも呼ばれたこの問題に対し、アップルは当初、通常の使い方でiPhoneが曲がってしまうのは「極めて稀」 だと説明し、どのように強度テストを実施しているかを動画で公開したりもしていました。
しかし、この問題で起こされた集団訴訟のために提出されたアップルの内部資料によると、アップルは事前にiPhone 6 / 6 Plusの強度が低いことを事前に認識していたとMotherboardが報じました。具体的にはiPhone 5 に比べてiPhone 6が3.3倍、iPhone 6 Plusに至っては7.2倍も強度が低いことがわかっていたとのこと。
この資料からは、強度不足からくるねじれのためにタッチスクリーンが反応しなくなる「タッチ病」が引き起こされるのを防止するために、内部のアンダーフィル(電子機器内部の腐食などを防止する硬化性樹脂)を増やし、内部基盤の強度を補強する対策を施していたことも明らかになりました。
アップルは結局iPhone 6 Plusについては強度不足を認め、後に有償での修理を実施することになったものの、iPhone 6は対象に含まず、また本体が曲がってしまうのはユーザーの扱い方に原因があるとしていました。