ネット配車のUber、ドライバーが乗客を射殺する事件が発生。正当防衛主張も、銃持ち込み禁止規則守らず

車に乗るのも命がけ

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年06月4日, 午後 05:30 in denver
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DENVER, CO - JUNE 01: A Denver crime scene investigator on scene of a fatal shooting which an Uber driver (car into the barrier, far right) allegedly shot and killed a passenger early Friday morning on I-25 southbound at University Blvd June 01, 2018. (Photo by Andy Cross/The Denver Post via Getty Images)
米コロラド州デンバーで、ネット配車サービスUberのドライバーが乗客を射殺する事件が発生しました。殺人容疑で逮捕されたドライバー、マイケル・ハンコックは、高速道路を走行中に乗客に襲われたが故の正当防衛を主張しています。Uberは事件の内容は明らかでないとしつつ、ドライバーをUberの登録から除外しました。ハンコックの主張が正しいか否かより、彼が車内に銃を持ち込んでいたことがまず問題として挙げられます。というのも、Uberは(一部の州を除き)ドライバー、乗客いずれにも銃を携帯しての乗車を禁じているから。

記事執筆時点では、正当防衛を主張するハンコックが起訴されるかは定かではないものの、ビジネスモデル上、このような事件の発生をUberが食い止めるのは困難というほかありません。実際Uberはハンコックが銃を持ち込むのを発見できていませんでした。

しかし、ハンコックにはこれまでにいくつか交通違反歴があり、採用時に身元紹介が徹底されていれば採用基準に引っかかっていた可能性もありました。

Uberはこの点についてコメントをしていませんが、4月に発表したように1年ごとにドライバーの主な運転免許違反または軽度の運転違反の履歴をチェックしていれば、このドライバーはそもそもUberドライバーとして活動できていなかったとも考えられ、その体制がどうなっているのかにも疑問符がつく事件となっています。

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なお、Uberでは2016年2月にミシガン州で発生したドライバーによる6人射殺事件の際、「採用前の身元調査では犯罪記録ない"犯罪の可能性"までは発見できない」としていました。また当時、米国には緊急電話の911があるため、Uberアプリには非常通報機能をつけないとしていたものの、今年5月にはRapidSOSと提携して911通報支援ボタンを米国版Uberアプリに追加しています。

 
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