The Chicago Express Loopが採用するTBCのLoopコンセプトでは、地下トンネルを走る電動ポッドに乗客を乗せ、最高速度約240km/hで走行します。ポッド1台は8~16人を定員として、運行時間は1日のうち20時間におよびます。ただ、計画にある「30秒間隔で運行」というのは乗降時間を計算に入れているのかが気になるところではあります。
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Chicago Tribune紙によると、すでにかなり詳細な計画が出来上がっており、トンネルのルートなども計画済み。ただし、終点となるシカゴ中心地のモール"ブロック37"から、当初の計画にあったシカゴ・ミッドウェイ国際空港への延伸、シカゴの地下鉄ブルーラインおよびレッドラインとの連絡が含まれるのかはわかりません。
なお、TBCは10億ドル(約1106億円)ともいわれるThe Chicago Express Loopの開発・建設費用を負担し、運行や管理維持までをすべて受け持つとしています。すでにロサンゼルスでも地下交通システムのプロジェクトを進めており、さらにシカゴでの新たな計画をすべて自己資金でやるというのは、まだ1本も商業路線を構築したことがなく、テスラの黒字化もまだ達成していないイーロン・マスクにとって、かなりのチャレンジになるかもしれません。
Chicago has selected Elon Musk's Boring Company to build high-speed transit tunnels between the Loop and O'Hare.
— Chicago Tribune (@chicagotribune) 2018年6月14日
Here's a conceptual look, provided by The Boring Company.https://t.co/BytlFX4w8zpic.twitter.com/kU0AynhBa8