OPPOが発表したカメラ電動せり出し式全画面スマホFind Xは、Vivo NEXと並びんでノッチなしカメラの新しいトレンドを作りだしそうな注目端末です。この端末を早くも分解レポートするメディアが現れました。

分解の様子を掲載したのは中国のIT系情報サイトZOL。分解されたFind Xの内部機構をみると、カメラ部の上下移動にスパイラル・ステッピング・モーターを採用しているのがわかります。これは一足早く分解されているVivo NEXと同じ。ステッピングモーターはサーボモーターに比べてトルク特性は劣るもの、シンプルさ
と正確な位置精度が特徴です。
Vivo NEXでは小さなカメラ部のみ上下させ、上昇時の衝撃をスプリングで抑える構造でしたが、Find Xでは可動範囲はスマートフォンの上部全体と言ってよいほど広範囲が可動します。このため、左右にガイドレールが設けられており、この部分が緩衝材の役割もはたしているように見えます(上部写真の赤枠部分)。

また、このスライド部分と本体は2つのフィルムケーブルで接続(緑枠の部分)。レール部分にケーブルが見えますが、これはアンテナ線のようです。



GIFを見ると動作は非常にスムーズ。しかし、可動部分があると故障が心配になってきます。Vivo NEXは仮に故障してもフロントカメラが使えないだけで済みますが、Find Xはリアカメラやフロントのセンサー類も一緒にせり出す構造です。万が一の場合はフロントカメラだけではなく、顔認証やリアカメラも一切使えなくなるところは注意が必要かもしれません。

なお、メーカー公称では30万回の動作に耐えられるとのこと。1日100回出し入れさせても8年以上は持ちそうです。ちなみに使用されているモーターは日本電産製とのことです。

なお、スライド機構の故障以上に気になるのが防水性です。Find X自体は防水性能をうたってはいないものの、最近のスマートフォンは筐体の密閉性があがっており、小雨程度なら意外と浸水はしないもの(筆者の主観です)。しかしFind Xの構造をみるとカメラをせり出した際に側面に隙間ができ、ここに水が入ると内部まで簡単に到達するように見えます。

水だけでなく埃などの侵入も気になります。工事現場や工場など埃っぽいところでの使用は気をつけたいところ。とくにガジェット好きに多い(気がする)家猫飼いの人は、気が付いたら隙間から毛が侵入してモーターが回らないなんてことにならないよう、注意したほうがいいかもしれません。



Find Xは欧州での発売が予定されており、価格は999ユーロ(約12万7000円)。果たして日本での発売はあるのか、注目しておきたい端末です。