Bloombergは、米Amazonがホリデーシーズン用におもちゃカタログを米国内何百万という家庭に郵送し、子会社化したスーパーのWhole Foods Marketでも配布する計画だと報じました。ネット通販企業のAmazonがなぜわざわざカタログを郵送するのかと、疑問に思う人もいるかもしれません。しかし、財政的な問題を抱えていたにしても、トイザらスがおもちゃ販売で大きな売上げを誇っていたことに違いはなく、その顧客もまた大勢います。
ネット通販よりも店舗での買い物を好み、いまやその買い物先をなくしている顧客層を貪欲にAmazonへ引き込みに行くことを考えれば、カタログを送付するという古い方法が実はいちばん有効とも考えられます。
ちなみに日本のアマゾンでは、物理的なカタログではないもののPlayStation 4やニンテンドースイッチのKindle用無料カタログを配布し、それを利用して商品を購入した人に特典や割引を提供する施策を打ったりしています。商魂たくましいAmazonだけに、それぞれの機会や顧客層に応じたいろいろな販促策を打ち出してくることは間違いありません。