Circuit board with CPU.  Motherboard system chip with glowing processor. Computer´s technology and internet concept. 3d illustration

韓国サムスンはイギリスに本社を置く半導体開発企業「ARM」と新プロセス技術で協力し、3GHzオーバーでの「Cortex-A76」プロセッサの駆動を実現させると発表しました。

サムスンは現在、7nmや5nmのFinFETプロセスを開発しています。これは具体的には7LPP(7nm Low Power Plus)や5LPE(5nm Low Power Early)と呼ばれるもので、7LPPは2018年後半に初期生産が始まり、2019年前半から量産が開始される予定です。そして、5LPEはさらなる省電力化の実現が期待されます。

一方、ARMは今年5月に新型プロセッサ「Cortex-A76」を発表しています。これはARM AI/ML開発プラットフォーム「Project Trillium」ベースのラップトップ向けプロセッサで、現行モデルの「Cortex-A75」から40%の高効率化と35%の性能向上を実現しているのです。

デスクトップ向けプロセッサは高クロック化から多コア化へと舵を切って久しいですが、モバイル向けSoCはますますクロック数を上げています。例えばクアルコムの「Snapdragon 850」は2.96GHzに、そしてサムスンが独自開発した「Exynos 9810」は2.9GHzへと到達。一方、アップルの「A11 Bionic」は2.4GHzと、クロック数は若干控えめです。

プロセッサのクロック数は熱や消費電力、それにリーク電流などの技術的な問題で、徐々にその「伸び」が小さくなるのが常。いずれモバイル向けSoCも、クロック数がなかなか上がらない段階に達することは十分考えられます。しかし今は、性能向上をもとめるメーカーと顧客の声に応えてますますその性能を向上させているのです。