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マイクロソフトはWindows 10 Insider Preview Build 177313にて、付属テキストエディタ「メモ帳」を数年ぶりに大幅強化することを明らかにしました。

今回のアップデートでは、「メモ帳」に様々な新機能が追加され、システム面でもきめ細かに改善。ユーザーからの数々の要望が取り入れられ、長らく放置されていた同アプリに大きな変化が訪れそうです。Windows Insider Previewとは、Windowsの開発バージョンを一般公開前に試用できる「Windows Insider Program」の参加者向けプレビュー版のこと。今回の機能強化は、Windows 10の次期大型アップデート「Redstone 5」に反映されると思われます。

ようやく進化の時を迎えた「メモ帳」は、ついにズーム機能をサポート。メニューから選択、ないしCtrl-+(プラス)やCtrl-−(マイナス)、Ctrl+マウスホイールでズームインおよびズームアウトでき、Ctrl+0でデフォルト表示に戻せます。
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検索/置換機能も大幅に改善され、ラップアラウンド(検索が最後まで来たら最初に戻る)オプションの追加や、以前に入力した値などが保存されて検索の繰り返しが簡単に。そしてテキストを選択しながら検索ダイアログを開くと、自動入力されるようになりました。
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さらにワードラップが有効な場合、行番号と列番号を表示する機能を追加。ステータスバー(デフォルトで有効)上に表示されることになります。
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その他の改善点は、ざっと次の通り。
  • 巨大なファイルを開くときのパフォーマンス向上
  • Ctrl + Backspaceにより前の単語を削除可能に
  • テキスト選択でのカーソル操作を改善
  • ファイル保存の際に、行番号と列番号が1にリセットされないように
  • 画面に完全に収まらない行を正しく表示
ほか、The VergeによればUnix / Linuxの改行コード「LF」とmacOSの「CR」もサポートしたとのこと。

Windows 1.0から付属する最古参のテキストエディタながら、お世辞にも高機能だったり操作性が良好とも言えず、サードパーティ製品が繁栄してきた影で存在を忘れられかけていた「メモ帳」アプリ。

とはいえ、Windows 10環境があれば別途インストールする必要もなく、時と場所を選ばずに使えるのが他のテキストエディタにはない強み。今後も、同社のWordを脅かさない程度に「軽くて高機能」に進化してほしいところです。