ボルボのEV「Polester 2」はテスラModel 3の向こうを張る低価格モデルに。航続距離約563km

手が届く高性能EV

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年07月25日, 午後 04:50 in Transportation
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ボルボが高性能エレクトリックスカー向けブランドとして復活させた「Polestar」ブランドの、初の純粋なEVとなる「Polestar 2」は、最高出力が400bhp(約406PS)、満充電状態からの航続距離が最高で350マイル(約563km)、そして価格がおよそ3万~5万ポンド(約440万~730万円)になる見込みです。英国で開催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて、ボルボのジョナサン・グッドマンCOOが明らかにしました。Polestar 2は、PHVとして発表されたクーペ「Polestar 1」に続くPolestarブランドのSUV車。グッドマンCOOはこのEVの価格と性能について「生活における選択肢を見直す機会になりえる」と意気込みます。

約563kmという航続距離はすべてのグレードが備えるものであり、価格帯的にライバルとなるテスラModel 3のように、アップグレード料金を追加で支払う必要はありません。

Polestar 2は2019年3月のジュネーブ・モーターショーで公開される予定であり、そのデザインはボルボの40.2コンセプトを踏襲するものになるはずです。コンセプトデザインにしてはかなり大人しめのデザインに感じる人も多いかもしれないものの、グッドマンCOOは「エレクトリックカーは奇抜で未来的なデザイン」といういかにもな発想を一蹴、EVはこれから主流になっていくのだから、普通のデザインのほうが広く受け入れられるとの考え方を示しました。

ただし、Polestar 2がテスラModel 3を脅かす存在になるかどうかはまだわかりません。というのも、Model 3にはいまだ数十万もの予約待ちの列があり、熱心なファン層も形成されています。PolestarがEV市場におけるテスラの牙城に切り込んでいくには、価格と性能のほかにボルボが長年培ってきた自動車ブランドとしての手厚いサポートも有効な選択要因となるはず。そして、工場の生産性の問題や規模を心配することなく同じクラスのEVを購入できるのであれば、多くの顧客にとって魅力的な選択肢になるかもしれません。

なお、Polesstar 2の約563kmという航続距離は、一般的なガソリン車の満タンでの走行距離目安がだいたい500km以上と考えると、まったく引けを取らないレベルと言えます。とくに地方の場合は、普段から自動車で長距離走行をする機会も多いと考えられます。Polestar 2のように一般の人々でも手が届きやすい価格帯で、なおかつ長距離走行が可能なEVが本格的に普及するようになれば、大都市圏よりもむしろ地方からEVへのシフトが始まる可能性もありそうです。
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