GoogleがAndroidの次期バージョン、Android Pの最終リリース候補となるBeta 4(開発者プレビュー5)の配信を開始しました。

Beta 3は当初の6月末配信予定から、7月初めにずれ込んだものの、Beta 4は予定通りの配信となりました。といっても、ベータ3から目に見える変更はなく、内部的な微調整のみのようです。
Android Pのこれまでの変更点を振り返ると、見た目でもっとも大きな変更は、ジェスチャーナビゲーションの導入です。これまでのAndroid標準は「戻る」「ホーム」「タスク」の3つのボタンですが、これが標準状態ではiPhone Xのようなナビゲーションバー1つだけの表示に。戻るボタンは必要な場合のみ表示、タスクはナビゲーションバーのスワイプで操作します。

他には、iPhone X以降、急速に増えた画面上部の切り欠き(ノッチ)にOSとして標準対応。Beta 3ではダークテーマへの手動切り替えも追加されています。

基本性能面では、バッテリー駆動時間をAIの機械学習で改善する「Adaptive Battery」、同じく自動輝度調整機能の「Adaptive Brightness」など、機械学習を活かした機能が盛り込まれているのが特徴。GoogleはAndroid Pを「AIが中核となる初のAndroid」と位置付けています。

また、直接の機能ではありませんが、Android P Beta 2では、多数の絵文字が変更・追加されています。これはUnicode 11.0に対応するもの。最近ではAppleも同様の変更を発表しています。

ただ、5月のGoogle I/Oで新機能として発表されていた、アプリの使用時間を見える化する「ダッシュボード」はまだ提供されていません。Beta 4はほぼリリース版と同じ扱いのため、ダッシュボード自体Android Pの正式リリース時には含まれない可能性が高くなっています。


▲Google I/Oで発表されたダッシュボード

なお、気にしている人が多いかもしれないAndroid Pのコードネームですが、今のところ判明していません。Pistachioではないかとの話もあり、以前にはGoogle社内ではPistachio Ice Creamと呼ばれているとの話もありました。

しかし、Android 4.4 KitKatは、発表直前までGoogle社内でKey Lime Pieと呼ばれていた前歴があり、Android Pも最終的に別の名称になる可能性も高そうです。

Android Pは、2008年にAndroid 1.0がリリースされてからちょうど10年の記念バージョン。Android 1.1はGoogle社内でPetit Four(プチフール)と呼ばれていたとの話もあり、一周回ってPetit Fourを採用なんてことも有り得るかもしれません。

そんなAndroid Pは、夏の終わり、8月~9月に正式リリースされる予定です。