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iMac ProとMacBook Pro(2018)に内蔵されたApple T2チップとBridge OSがクラッシュし、カーネルパニックを引き起こす原因になっている可能性が、アップルの公式サポートコミュニティにて指摘されています。

カーネルパニックとはWindowsのブルースクリーンに相当する症状で、何らかの理由で致命的なエラーが起こり、再起動以外に対応方法がない現象のこと。出力されたエラーログにApple T2チップに搭載された「Bridge OS」への言及があることから、因果関係が推測されています。Apple T2チップはシステム管理コントローラや画像信号プロセッサ、オーディオコントローラ、SSDコントローラなど様々なコントローラを統合したもの。SSDの暗号化やセキュアブート(起動に際してデジタル署名のあるソフトしか実行できなくする機能のこと)も担当していますが、macOSとは独立したBridge OSにより制御されています。

このT2チップおよびBridge OSとカーネルパニックが関連している可能性が指摘されたのは、2018年1月のこと。はじめてT2チップが採用されたiMac Proで確認されたという投稿に、140以上のコメントが付けられています。

さらに、やはりT2チップを搭載したMacBook Pro(2018)についても、同じ症状が起きたとの投稿があり。報告は1つのみではなく、「過去18時間で2回のBridge OSクラッシュを経験した」と述べているユーザーもいます。

アップルは、macOSの再インストールやFileVault(起動ディスクの暗号化)無効化や、Power Napの無効化を勧めていると伝えられています。

公式コミュニティで報告されている対策は、デバイスをデイジーチェーン接続しない、Thunderbolt 3-Thunderbolt 2変換アダプタを使用しない、セキュアブートをオフにする、Apple Watchとの連携をオフにする、サードパーティ製のカーネル拡張機能の削除や、各種の電源管理機能をオフにする、などなど。

とはいえ、すでに発売から半年以上も経ったiMac Proで本症状が放置されていたなら、どこかのタイミングで広く取り上げられて、話題になっていたはずでしょう。

公式コミュニティにもカーネルのバージョンが1月の17.3.0から17.4.0にアップデートされた後は「1日に1、2回起きていたのが、1週間に1,2回になった」との報告もあり、アップルも何らかの対策は講じているのかもしれません。