フランス、小中学校でスマホやタブレット等の使用を禁止する法案を可決。「子供と青少年を守るため」

「ネットに繋げないスマホ」の扱いはどうするんでしょう

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2018年08月2日, 午後 01:30 in education
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France
フランス議会は、小中学校でインターネットに接続できる端末の使用を禁止する法案を可決しました。9月の新学期から、3歳から15歳までの生徒たちはスマートフォンやタブレットを家に置いてくるか、学校内では電源をオフにすることを義務付けられます。

本法案は、エマニュエル・マクロン大統領が2017年の選挙戦にて掲げていた公約の1つ。議会では62対1の賛成多数となりましたが、この法律では現状はほとんど変わらないとして、一部の議員は棄権したと報じられています。米CNNによると、ジャン・ミシェル・ブランケール教育相は、フランスのニュース専門テレビ局BFMTVに対してスマホ中毒の蔓延を指摘した上で「我々の仕事は、子供と青少年を守ることだ。これは教育の基本的な役割であり、本法律によって可能となる」と述べていると伝えられています。

もっとも、教育目的や課外活動、そして障害を持つ子供の使用は例外とするとのこと。15歳以上の生徒がいる高校などについては、使用を禁止するかどうかは学校の判断に委ねられるとされています。

フランスでスマートフォンなどの使用を規制する動きは、今回が初めてではありません。2010年には「校則で定められた場所で授業中に児童・生徒が携帯電話を使用することは禁止」とする法律が制定。2016年には、労働者は勤務時間外に仕事メールを見なくてもいい「オフラインになる権利」の新法が可決(2017年に施行)されています。

スマホやインターネット中毒については議論や研究が盛んになっており、スマホを使えないことに恐怖を感じる「ノモフォビア(NO MObile PHOne phoBIA」)」人口も増えているとの調査結果もあるとか。

その一方で、スマホは電子辞書を引いたり計算機アプリを使ったり、授業においても有用なツールであることは確かなはず。今回のフランスでの動きが各国にも波及すれば、中毒の原因はネットにあるということで「インターネットに接続できないスマートフォン」が続々と登場するのかもしれません。

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