開発者向けに配布されているiOS 12ベータ5から、また新型iOSデバイスの新たな情報が発見されたと報じられています。
1つは6.5インチOLEDモデルのiPhone X Plus(仮称)および新型iPad Proのグリフ(アイコン)。Apple Pay決済処理に関するフレームワーク「PassKitUIFoundation」に埋め込まれていたと報告されています。
もう1つは新型iPad Proの画面の角が、iPhone Xのように丸いことを示唆する手がかり。iOSシミュレータでマルチタスクのSplitviewを実行したところ、画面の角が丸く処理されていることが判明したと伝えられています。
2つの情報を報告したのは、いずれもiOSアプリ開発者で9to5MacライターのGuilherme Rambo氏。前者がTwitter、後者が9to5Macの記事という形です。I'm having dejavu. Payment glyphs for "iPhone X Plus", iPhone X (for comparison) and 2018 iPad Pro (which is square and weird). Found in PassKitUIFoundation. pic.twitter.com/H13448oYr8
— Guilherme Rambo (@_inside) 2018年8月3日
iPhone X Plusのアイコンについては一見するとiPhone Xとどこが違うのか区別しかねるためか、、Guilherme氏は比較用にiPhone Xのアイコンも合わせて投稿。画面上部のノッチやサイドボタンあり、Plusの方が縦長という類似や差異が確認できます。
さらに、ベゼルレスの新型iPad Proと思われるアイコンも発見。iPadではありえない正方形デザインが奇妙に思えますが、2種類のサイズに合わせてレンダリングするためと推測されています。
先日も新型iPad Proと思われるアイコンが発見されていましたが、さまざまな箇所に手がかりが埋め込まれているのかもしれません。
そして「新型iPad Proディスプレイの角が丸い」という手がかりとしては、一部のUI要素の角を丸めるために使用されるマスク(画面処理)を見つけたとのこと。このアセットには2018年の新型iPad Proを示すとされる型番"J3xx"が記載されていると述べられています。
iOSシミュレータでマルチタスクのSplitview(今のところiPad専用)を実行した画面では、下図のように角を丸める処理が確認できます。今年のエントリーモデルiPhone(コードネーム84)にも同様のアセットが発見され、今年の新型iPhone全機種がiPhone Xに似たデザインになるという噂を裏付けているとしています。
もっとも、これらはあくまで開発途中のベータ版で確認されたに過ぎず、製品版がこの仕様になると決まったわけではありません。
これまでの噂を総合すると、今年は一斉にホームボタンから卒業しそうな新型iOSデバイスの数々。たびたびリークが報じられながら、少なくとも2018年中に出ないとされるiPhone SE2(仮称)がホームボタンを維持しながら降臨することを待つ人も少なからずいるかもしれません。