テスラ、Model 3のTrackモードを概説。単純に機能オフでなく、高度に走行特性を制御

むしろ積極的に制御

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年08月6日, 午後 04:30 in Transportation
0シェア
model 3

テスラModel 3の2モーターAWDモデルには"Trackモード"が搭載されるとイーロン・マスクCEOは語っています。TrackモードとはTrack、すなわちサーキットなどの専用コースでスポーティな走りを可能にするためのモードです。近年、市販車の多くには、コーナー旋回中のスタビリティを電子的に制御する機能が搭載されていることが多くなりました。しかし、マシンを自在に操ろうとする場合には、この安全機能が仇となって思い通りのマシンコントロールが出来ないことがままあります。そこでメーカー各社はスタビリティコントロール機能をオフにするスイッチをコンソールパネルのどこかに装備したりしています。

しかし、テスラのエンジニアによると、Model 3に搭載されるTrackモードは横滑り防止機能をオフにするなどという単純なものではなく、車の走行特性そのものに手を加えるより高度なものになるとのこと。

たとえば、2つあるモーターの駆動力でパワースライドを発生させる際に回生ブレーキを加えることで意図的にリフトオフ・オーバーステアを発生させたりできるのだとか。リフトオフ・オーバーステアとはその名のとおりで、後ろの片輪を浮き上がらせるようにしてオーバーステア状態に持ち込むこと。スナップオーバーステアとも呼ばれ、サーキットのみならずラリーにおけるコーナリングでもよく使われるテクニックです。

また、コンスタントに出力が必要となるサーキット走行に合わせて、パワートレインのクーリングオフアルゴリズムも調整、さらにマシンのコントロールを失うような非常に厳しい状況になった場合には、自動的にトラクションコントロールが効き、危険を回避するとのこと。つまり、Trackモードでは、ターンにおけるドリフトをしやすくする一方で、それが行き過ぎてコントロール不能には、なかなかならないような仕掛けになっていると考えられます。

TrackモードはModel 3用としてまずはリリースされる予定です。ただ、この機能はおそらく2代目EVスポーツカー「Roadster」でこそ威力を発揮することになるかもしれません。

 

広告掲載についてのお問い合わせはad-sales@oath.com までお知らせください。各種データなどはこちらのメディアガイドをあわせてご覧ください。

 

関連キーワード: electriccar, electricvehicle, ev, gear, model3, model3performance, tesla, trackmode, transportation
0シェア