テスラ機密持ち出し男、不良バッテリー使用Model 3のリスト公表。野ざらしの廃棄物写真も公開

テスラ「この方は安全に関する知識をお持ちでないようで」

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年08月16日, 午後 08:00 in Transportation
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6月に「社内に広範かつ大量の業務妨害行為を働いた」としてテスラを放逐された元従業員マーティン・トリップ氏が、テスラModel 3に搭載されたとする不良バッテリーの車両識別番号(VIN)リストをTwitterに公表しました。このリストに該当する車両のバッテリーセルは破裂や変形もしくは何らかの損傷を受けているとされます。

さらにトリップ氏の別のツイートには、Model 3に搭載される「再生バッテリーセル」のビフォーアフターの様子を示す写真が添付されています。



ツイートは上記2件にとどまらず、トリップ氏は、本来なら倉庫に保管されるべき産業廃棄物が屋外駐車場に大量に放置されている様子を写した写真をも、地図アプリの衛星写真ビューとともに公開しました。

テスラの広報は、トリップ氏の主張はまったくの事実無根であり、主張されるような不良バッテリーはModel 3に一切使用していないとコメントを出しました。また、VINリストについても該当する車両すべてが安全なバッテリーを搭載していると語っています。

すでに申し上げているように、これらの主張はまったくの事実無根です。トリップ氏は自身の主張に反してこの件の安全面に関する知識をお持ちでないようです。Model 3にはこれまで、破裂したバッテリーセルなどとは一切使われておらず、確認されたVINに該当する車両はすべて安全なバッテリーを搭載していることが確認済みです。もちろん、すべてのModel 3でこれまで一度もバッテリーに関する問題は発生していません。


テスラがトリップ氏を相手に起こした訴訟では、トリップ氏がテスラの生産システムからデータを抜き出すためのソフトウェアを作り、それを使って大量のデータを外部に持ち出したことを認めたとされます。しかし、トリップ氏は現在、自身のプログラミング能力は「3歳児ほどのレベルでしかない」ため、そのようなことは不可能だとして、テスラの告発内容を否認しています。また、データ持ち出しに関してはこれまでに2日間の尋問を受け、尋問に携わった者の内2名がUberからテスラに移籍したと主張しています。

テスラによる告発後、一時はこの元従業員が古巣の銃撃に打って出るとの情報が流れ、バッテリーを生産するGigafactoryは保安体制を強化せざるを得ませんでした。またテスラはトリップ氏がどんなデータを持ち出したかを確認するためにDropboxやFacebookといったサービスに照会の依頼をしなければなりませんでした。

一方トリップ氏は告発に対して、内部通報者保護制度を使い、逆に「テスラが顧客を危険にさらし、投資家を欺いている」と訴えています。
 
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