第6世代iPadに合わせ、2018年春に登場した「スマート注釈」機能。「Pages」アプリに記述されたテキストに対して、注釈がつけられるというものです。同機能は、もちろんiPhoneでも利用可能。どのように活用するのか、その手順をご紹介しましょう。

※本記事内の手順は、iOS 11.4.1のiPhone Xで検証しています。Pagesのバージョンは4.1で、「スマート注釈」機能はβ版という扱いになります。

メニューから「スマート注釈Beta」を選択しよう

まず、「Pages」アプリを起動し、注釈をつけたいファイルを起動します。ファイルが開いたら、画面右上のメニューボタンをタップし、「スマート注釈Beta」を選びましょう。


▲「Pages」の画面でファイルを選びましょう(左)。ファイルが起動したらメニューボタンをタップ(右)


▲「スマート注釈Beta」をタップ(左)。Pagesの画面下部にペンツールが表示された。ここでは、左端のペン先を選択し、右端のインクで赤を選んだ状態(右)

これでテキストに対して注釈を書くことができるようになりました。ただし、iPhoneで操作する場合には、画面の表示領域が比較的小さいので、テキストを拡大してから書き込むのがよいでしょう。


▲ピンチアウト操作で、画面を最大値まで拡大(左)。うっかり画面に触れて余計な線を描いてしまった場合には、画面左上の戻るボタンをタップすればOK(右)

注釈を書き込んでみよう

スマート注釈では、書き込んだ文字や記号が、テキストに連動して動くという特徴があります。そのため、書き込んだ時点で、対応しているテキストが一瞬赤く表示されるのです。このサインは常にチェックするとよいでしょう。


▲「することが」の部分に横線を引いた。注釈に関連したテキストにはうっすらとピンクの四角い枠が表示されています(左)。さらに注釈を足してみました(右)

この状態で、文章の手前にテキストを追加します。すると、上手くテキストに関連した注釈は、テキストと共に移動しました。


▲余分な「あ」を追加。「することが」に直接触れていた注釈は共に移動したが、「トルツメ」の文字はその場に残ってしまった(左)。調整するには、メニューから「スマート注釈Beta」を選択し、「スマート注釈を編集」をタップ(右)

下部の一覧から、投げ縄状のツールをタップ。注釈として書き込んだオブジェクトをぐるっと囲むようにして選択すると、位置の微調整などが行えます。


▲点線のアイコンをタップして、注釈を囲むようになぞり、ドラッグします(左)。注釈の位置が移動した。長押しで、「削除」や「複製」といった操作も(右)

注釈を上手く書き込むには

筆者が検証した限りでは、どうやら書き込んだ注釈が対応するテキストに触れていると上手く連動されやすくなるようです。また、先ほどの「トルツメ」のように、文字を書き込む場合には、その周りを注釈の線で囲むようにすると、上手く認識されやすくなりました。


▲「トルツメ」の部分を赤線で囲んでみた(左)。この場合は、「トルツメ」もテキストと一緒に移動しています(右)

スマート注釈を活用すれば、外出時にiPadやiPhone片手にちょっとしたテキストの修正指示が行えるはず。PDFにマークアップで修正を書き込む方法よりも、柔軟性は高そうです。いざというときに備えて、使い方を覚えておくとよいかもしれません。