トヨタ、Uberに5億ドルの投資を発表。自動運転技術で協業拡大、ライドシェアへ専用車両供給も

どちらも自動運転で前進したい

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年08月28日, 午後 05:30 in Transportation
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トヨタが、自動運転技術開発を続けるネット配車サービスのUberに出資する計画だと報じられました。出資規模は5億ドル(約556億円)にのぼり、Wall Street Journalが報じるところでは自動運転技術の開発に協力体制を構築することで合意したとのこと。Uberを巡っては今年3月、自動運転の試験走行中に道路を横断してきた歩行者を跳ねる事故を起こしたことで公道上での自動運転に関する試験走行をすべて停止する措置をとることになりました。また、7月末には自動運転トラックの開発から撤退するなど、苦境が続いています

また今月始めには、一部の投資家がUberに対して自動運転技術開発部門を売却すべきと提案したとも伝えられていました。しかし、トヨタによる5億ドルの出資はUberにとっては大きな後押しになるかもしれません。WSJは事情に詳しい関係者から得た情報として、今回の投資によってUberの企業価値は約720億ドル(約8兆円)になると伝えています。この額は5月に行われた投資のときから15%も増加しているとのこと。

Uberは現在2019年の新規株式公開(IPO)の準備を進めながらも業績は赤字続きの状態でした。今回の出資とトヨタとの協力は、自動運転技術の開発が前進する可能性を高めるため、その他の投資家も満足させられるかもしれません。

目下のところ、トヨタもUberも自動運転技術の開発ではWaymoなどライバルの後塵を拝している状況と推測されています。プレスリリースでは、トヨタがUberに対しライドシェア専用車両を供給し、これにUberの自動運転技術とトヨタのガーディアン(高度安全運転支援)システムを搭載、2021年にUberのライドシェア事業に導入するとしています。

ちなみに、Uberの現在の筆頭株主はソフトバンク。KDDIの株主でもあるトヨタがUberに出資するのはなんとなく不思議な感覚がするものの、両社はこれまでにもやはりネット配車サービスのGrabに対して、2014年にソフトバンクが、今年6月にはトヨタがそれぞれ出資をしています。

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