その名もX1 Extreme。15.6型+GTX 1050 Ti搭載で1.7kgなThinkPadをレノボが発表

先行発売されたThinkPad P1の一般版とも呼べる仕様です

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2018年08月31日, 午前 04:44 in ThinkPad
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ドイツで開催中の家電製品見本市IFA 2018に合わせて、レノボがワールドワイド向けにPCの新製品群を発表しました。ThinkPadシリーズの注目機となるのが、15.6インチ液晶とGeForce GTX 1050 Ti Max-Qを搭載した高級モデル『ThinkPad X1 Extreme』(シンクパッド エックスワン エクストリーム)です。
米国での発売予定は9月。価格は1859ドルから。

ThinkPad X1系は高級かつ薄型な高性能なモデルという位置づけであり、なおかつ用途別に複数のタイプがありますが、本機は(Yogaタイプヒンジではない)クラムシェル型で大画面、単体GPU(グラフィックス処理用プロセッサ)を搭載する構成。
14インチ液晶モデルX1 Carbonの大画面かつ性能強化版、または先行したワークステーション機『ThinkPad P1』のコンシューマー版という位置づけです。



本体サイズと重量は、361.8×245.7×18.4mm(幅×奥行き×厚さ)、1.7kgから。この点はP1と同じです。

基本性能に関しても、薄型ながらThinkPadワークステーションとしても強力なP1がベースで、さらにX1 Carbonを上回るモデルと位置づけられるだけあり非常にハイレベルなもの。

まずGPUは、NVIDIAのGeForce GTX 1050 Ti(Max-Q版)を搭載し、ビデオメモリは4GB。ここはP1(カスタマイズ可能)と異なり、少なくとも現状では仕様固定です。



また液晶パネルに関しては、解像度はフルHDに加えて4Kタッチパネルも選択可能。上位版は色域がAdobe RGBを100%カバーし、ドルビービジョンHDR映像ソースにも対応。実質的に現状のノートPCの最先端と呼べる仕様です。



CPUには、発熱と消費電力の目安となる「TDP」が45Wと高い、いわゆる「Hシリーズ」版のインテル第8世代Core iを搭載。最上位構成では6コア/12スレッド対応のCore i9-8950HKも搭載可能です(米国では2018年12月から追加予定)。

メインメモリ(RAM)は最大64GBで、SO-DIMMスロットによる実装。ストレージとなるSSDはM.2スロット2基を搭載し、接続はNVMeまたはシリアルATA。上位構成ではNVMe接続の2台をRAID 0または1構成も可能と、本体の面積を活かした仕様。

またバッテリー駆動時間も長く、公称では15時間をアピールします。さらに急速充電は、ゼロの状態から1時間で60%を確保できる仕様となります。



生体認証としては、ThinkPad上位モデルではおなじみの指紋認証センサーに加え、WebカメラのカスタマイズでWindows Hello顔認証対応も可能。なお顔認証非対応版のWebカメラには、2018年版で導入された物理シャッター『ThinkShutter』も搭載可能です。

インターフェイスはThunderbolt 3(兼10GbpsのUSBタイプC)×2基、USB 3.1 タイプA(5Gbps)×2基、フルHDMI、有線LAN(専用ドングルを介しての対応)、オーディオ入出力の3.5mmジャック。

さらに昨今では珍しい、フルサイズのSDカードリーダーも備え、オプションでスマートカードリーダーの搭載も可能です(ここも本体面積を活かしたところでしょう)。なお、電源端子は消費電力が高いためか、いわゆるThinkPad角形端子を搭載。X1 CarbonのようにUSBタイプC兼用ではありません。



また耐久性に関しても、定評あるX1 CarbonやP1のそれを継承。天面カバーには4層カーボンファイバーを装備し、強度と柔軟性をバランス。また底面側は、冷却を重視したアルミニウム合金を採用。ThinkPadロゴも、X1/P1シリーズのみに付く「ブラック仕様」です。



このようにThinkPad X1 Extremeは、15.6型の大画面と高い性能、そして必要な人にとっては要求度の高い単体GPU(しかもGTX 1050 Ti)をモバイル可能な重量に落とし込んだ、MacBook Pro 15インチ版に真っ正面から対抗できそうなモデルです。

強力なGPUを搭載したことで、レノボ側はゲーム用途としても(ある程度)向く点をアピールするなど、ある意味では現行のThinkPadの枠に収まらない機種としての立ち位置も有しているのが面白いところ。

現行X1 Carbonがヘビーモバイラーの中で定番モデルの1つとなっていることからも、このX1 Extremeもまず間違いなく注目モデルとなりそうです。

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