コンセントに繋がずに、25時間以上駆動し続けるWindows 10 PC「C630 WOS」をレノボが発表しました。

そのスタミナの秘訣は、スマホ用CPU(正確にはSoC)の採用です。本機はスマホ用SoCをベースにPCにも最適化したクアルコムの「Snapdragon 850」を搭載。スマホで培った高い省電力性能を背景に、ノートPCの駆動時間を大きく延長してくれます。

なおSnapdragon 850はArmアーキテクチャを採用するため、通常のWin32アプリはエミュレーションで動作します。また、スマホCPUということもあり。従来のIntelやAMD製CPUに比べた動作速度が気になるところです。会場ではベンチマークは試せませんでしたが、EdgeブラウザやExcel、Wordなどは快適に動作しました。写真や動画編集などヘビーな処理をするのでなければ、これで十分ではないでしょうか。



また、スマホ向けプロセッサを搭載するメリットのもう1つが、モバイルネットワークとの親和性です。Snapdragon 850はチップ内に受信最大1.2Gbps対応のSnapdragon X20モデムを内蔵。「C630 WOS」もSIMスロットを内蔵し、スマートフォンと同等のLTE常時接続に対応します。



ディスプレイは13.3インチ、解像度はフルHDで、一般的なノートPCというサイズ感です。



キーボードの右下には指紋認証を搭載し、ロック解除などに活用できます。

キーボードとディスプレイ間のヒンジは360°の可動域を持ち、テント型・スタンド型・タブレット型などに変形することが可能。ディスプレイはタッチパネルとなっており、キーボードやトラックパッド、マウスを使わずに直感的に操作できます。

その他仕様は、メモリ容量が8GBまたは4GB。ストレージ容量が256GBまたは128GB。インターフェイスは2 x USB Type-C(うち1ポートはUSB 3.0 PD)、オーディオジャック x 1、SIMカードスロットを搭載します。Wi-Fiは802.11 ac with MU-MIMOに対応します。



本製品を触っていると、動作速度を含めほかのノートPCとの差を感じません。本当にSnapdragonなの?と疑ってしまうほど。(それだけスマホの性能がPCに近づいているということなのでしょう)

25時間のバッテリーというと、睡眠や休憩を考慮すれば、フルタイムのオフィスワークでも丸2日間コンセントに繋がずに使える計算。Wi-FiいらずのLTE常時接続にも対応し、外出の多いビジネスマンにとってはかなりストレスフリーな製品といえます。

今後はノートPCにもスマホCPUの採用が広がり、電池持ちに革命が起こるかもしれない。そんな可能性を感じる製品でした。

「Lenovo C630 WOS」の本体価格は999ユーロ、発売時期は11月を予定します。日本市場への投入は現時点では未定です。