アウディは、8年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型「Audi A8」を日本市場で10月15日より発売します。

同モデルは、レーザースキャナー(LiDAR)1個を含む23個のセンサーによる最先端の運転支援システムを搭載。「レベル3自動運転」をめざして開発したモデルですが、法規制の問題から「レベル3」はうたえず、機能的にも「レベル2」対応に留まります。

(更新 2018/9/07/18:30:一部表現を修正しました)

「レベル3自動運転」を実現すべく開発

新型Audi A8は、緊急時以外の操作を全て自動化できる「レベル3自動運転」を実現すべく開発されたモデルです。量産車として世界初となるレーザースキャナー(LiDAR)をフロントに1基搭載。さらに、5つのミリ波レーダー・5つのカメラセンサー・12基の超音波センサーをあわせて23基ものセンサーを搭載しています。

特に初搭載となるレーザースキャナーは「レベル3自動運転」には必須だといい、『渋滞時に横から急にクルマが割り込んできても、レーダースキャナーが瞬時に反応しブレーキを働かせられる』と担当者はメリットを説明します。



なお、レベル3自動運転は国際的な技術認証や道路交通法の関係で、日本を含むいずれの市場でも非搭載。一方でドライバーの運転をアシストする「レベル2」自動運転には対応。加速・減速・ステアリング操作をアシストする「アダプティブドライブアシスト」や、見通しの悪い交差点で横からの接近時に自動ブレーキが働く「フロントクロストラフィックアシスト」を搭載します。

2019年以降は「AIアクティブサスペンション」搭載へ

2019年以降製造モデルでは、AIアクティブサスペンションを導入予定。これはレーザースキャナーとカメラセンサーを用い、路面の凹凸を先読みすることで、サスペンションストロークをアクティブ制御するもの。これにより、滑らかでフラットな乗り心地から、まるでスポーティセダンのようなキビキビした身のこなしまでの実現するといいます。

また、側面衝突が避けられないとシステムが判断した場合、ボディ片側を80mm持ち上げることで、衝撃を強固なサイドシルで受け止めることができ、キャビン変形と上院への負荷を大幅に軽減する機能も搭載する予定です。

スマホに近い操作性、LTEネットワークに常時接続

そのほか、夜間の視界確保も重視しています。フロントライトは車両前方を監視するセンサーから情報を得て、32個のLEDを個別に点灯制御。これにより、対向車および前走車を眩惑させることなく、最大限の照射範囲を実現しています。また、一般的なハイビームの2倍の照射距離を持つ「アウディ・レーザーライト」を備え、これは70km/h以上で動作します。



車内に搭載するスクリーンは、スマートフォンに似た直感的なタッチ操作と、振動フィードバックによる緻密な操作感が特徴。車両は常時LTEネットワークに接続し、Audi Connectによって目的地のオンライン検索を行ったり、ニュースや天気予報といった情報取得に加えて、最寄りのガソリンスタンドや駐車場を検索可能。さらに、地図データのオンライン更新も当初の3年間は無料となります。

ガソリンエンジンには240kW/340psの3.0リッター V型6気筒直噴ターボ(Audi A8 55 TFSI quattro)と、338kW/460psの4.0リッター V型8気筒直噴ツインターボ(Audi A8 60 TFSI quattro)の2種類を用意。燃費は前者で10.5km/L、後者で8.7km/Lとなっています。

本体価格は「Audi A8 55 TFSI quattro」が1140万円〜、「Audi A8 60 TFSI quattro」が1510万円〜、「Audi A8 L 60 TFSI quattro」が1640万円〜となっています。