スマホとともに、広く普及した感のある指紋認証をはじめとする生体認証。しかし意外なことに、業界で統一的な基準はなく、その精度は各メーカー(使用しているコンポーネント)によってマチマチでした。

そこで、各社のバラツキを抑え、生体認証の信頼性を向上させるため、FIDOアライアンスが生体認証の認定プログラムを開始しました。

認定プログラムでは、指紋、顔、虹彩、音声について、それぞれ基準となるテストを設定します。例えば顔認証なら、印刷した写真では認証されないなどの基準を設けます。これをクリアしたものには証明書を付与し、生体認証の信頼性にお墨付きを与えます。

これが普及すれば、一時期溢れていた「印刷した写真で顔認証がクリアできる」「ボンドで複製した指紋で認証された」などの基準が曖昧な検証コンテンツによる無用な混乱も減っていくものと考えられます。

FIDOアライアンスは、生体認証などを用いた新しいオンライン認証技術の標準化を目指す非営利の標準化団体。セキュリティキーなど2段階認証で用いられるU2F(FIDO Universal 2nd Factor)規格を定めている団体でもあります。