8月9日からSamsungのGalaxyデバイス先行でAndroid版がリリースされた、Epic Gamesの大人気タイトル「Fortnite(フォートナイト)」。まだ招待制をとっていますが、それでもリリース後21日間で2300万人がベータテストに参加し、APKインストール数は1500万以上とEpicが発表しました。


Android版のフォートナイトは、Google Playを介さず、独自に配信されているのが大きな特徴。これは、Googleの高すぎる手数料を回避するのが理由の1つです。

1500万インストールのうち、実際に課金した割合は推測するしかありませんが、仮に5%が1000円を課金したとすると、その額は7億5000万円。Google Playの手数料は30%なので、およそ2億2500万円を節約できたことになります。


ただ、独自配信を選択したがゆえの問題も発生しており、8月末には早速脆弱性が発見され、その対策アップデートも実施されています。


このほか、マルウェアなどが仕込まれたAPKを配布する、不正サイトの存在も問題視されています。これについても対策に乗り出しており、現在までに47のサイトに対してアクションを起こしたとしています。Epicによると、その多くは同じ運営元が管理しているとのことです。

また、実際にマルウェアを拡散しているかどうかに関わらず、Android版フォートナイトのAPK配信は、そのすべてを不正な行為とみなすとしています。正式な入手方法は、Epic Games公式のフォートナイトインストーラーだけとのことです。そのインストーラー自体は公式サイトのほか、GalaxyデバイスならSamsungのAppストア、Galaxy Appsから入手可能です。

Epicは、フォートナイトをGoogle Playを通さずにリリースしたゲームとして、初の大ヒット作品になったとしています。短期間で1500万人を超えるAndroidユーザーを得られたという事実から、このアプローチが正しいものであり、大成功するかの可能性があることがうかがえるとのこと。

ただ、これが行えるのは、Epicという大企業、かつフォートナイトという人気タイトルだからこそではあります。今後、これに追従する企業やタイトルが急増するとは思えませんが、今後のGoogle Play(その手数料)の在り方に一石を投じる可能性はありそうです。

なお、Epicのブログによると、Android版のリリースについては、Androidの多様性、というと聞こえがいいですが、要するにAndroidのバージョンやハードウェアの違い(断面化)に対応するための技術的な困難も多かったとのこと。ここで得られた知見はUnreal Engine 4 4.21に反映させ、Unreal Engineデベロッパーの誰もが恩恵を受けられるようにするとしています。