新シーズンにおける目玉のひとつが、BMWによるワークス参戦。BMWはフォーミュラE第5シーズンに参戦するニューマシンを9月14日に発表することを明らかにしました。フォーミュラEはF1とは異なり、Spark Racingが開発するマシンを各チームが使用するワンメイクシリーズとなっています。したがって各チームともマシンの外観は統一されたものとなります。ただし、マシンの内部コンポーネント、たとえばモーターやモーターを制御するインバーター、ギアボックスなどといった部分は各チームが独自に開発できるため、これがEVシフトを進める自動車メーカー各社にとって、参戦の大きな動機となっています。
%Vidible-5ad9c1e3ae6cdf3314e4cbc4%BMWと同様に第5シーズンからワークス参戦を開始するチームに日本の日産があります。数年に渡って何かと話題だけは振りまいたル・マン24時間レースへの参戦以降ではおそらく最も注目されるであろうフォーミュラEへのワークス参戦に、日産ファンとしては期待も膨らむところ。こちらも市販EVのリーフでの経験をマシン開発に活かすとしています。
%Vidible-5ad9c1e3ae6cdf3314e4cbc4%フォーミュラEのニューマシンはバッテリーがウィリアムズ製からマクラーレン製に変更され、容量も倍増したことでレース中のマシン乗り換えがなくなります。またレース中、アクティベーションゾーンと呼ばれる区間を走行するさいは、モーター出力が200kWから225kWに引き上げられ、F1のDRS(リアウィング開閉式)やインディカーのプッシュ・トゥ・パス(ターボのブースト圧引き上げ)のような加速が得られるようになり、より追い抜きシーンが見られるようになるはず。
フォーミュラEは基本的に公道の特設コースを使って行われるレースであるため、なかなか日本では開催は難しいかもしれないものの、モータースポーツだけでなくEVについて詳しく知りたい人にも注目のレースカテゴリーと言えるでしょう。
フォーミュラEは基本的に公道の特設コースを使って行われるレースであるため、なかなか日本では開催は難しいかもしれないものの、モータースポーツだけでなくEVについて詳しく知りたい人にも注目のレースカテゴリーと言えるでしょう。