BMWは9月14日、フォーミュラE選手権シーズン5(2018-2019シーズン)に参戦するマシン「BMW iFE.18」を公開しました。BMWは、「BMW i Andretti Motorsport」としてワークス参戦、ドライバーにはアレックス・ダ・コスタにくわえて、WEC(世界耐久選手権)やウェザーテック・スポーツカー選手権にBMWから参戦していたアレキサンダー・シムスを起用することも発表しています。BMWのモータースポーツディレクターJens Marquardt氏は、オリジナルのモーターとインバーターを開発するパワートレイン開発担当に「性能と効率の最適化、最低重量を重視するよう指示した」と発言、本気でチームタイトル獲得を目指す意気込みです。ちなみに、BMWフォーミュラEチームの前身であるアンドレッティ・オートスポーツ時代には、残念ながらタイトルには手が届いていません。直近のシーズン4では、一足先にワークス参戦したアウディがチームタイトルを獲得しています。
公開されたニューマシン BMW iFE.18は、マシンそのものはワンメイクレースのフォーミュラEなので、他チームと変わりありません。ただし、各チームで開発が認められるパワートレインはMarquardt氏の発言のとおりオリジナルを採用。そして、なにより左右非対称のカラーリング(BMWのエンブレムがモチーフ?)が、非常に目をひくデザインであり、あまり目立たなかったマシンのディテールをも際立たせるものになっています。