9月18日(日本時間)に配信が始まったiPhone/iPad向けの最新システムソフトウェア iOS 12 に関して、ユーザーからいくつかの不具合が報告されています。
公式サイトでうたわれている通りの「iPhone 5やiPad Airといった旧モデルにいたるまでのパフォーマンス向上」を確認した声も多いものの、メジャーアップデート最初のバージョンゆえに細かなバグが残っている可能性もあります。以下、これまで海外で報告されたiOS 12不具合の簡単なリストです。
- iPadのFaceTimeからカメラエフェクトが利用不可能に
- T-Mobileユーザーが「Wi-Fiからモバイルデータに移行する際にWi-Fi通話が突然終了した」と報告
- 一部のiPhone 8ユーザーが、1日1回モバイル通信から切断されると報告。他のiPhoneユーザーもネットワーク接続の問題があるとの声
- サードパーティのアプリがクラッシュする
- アップデート直後にバッテリーの消耗が速くなった
- 10.5インチiPad Proユーザーが、設定アプリがランダムにフリーズすると報告
- Office 365のMDM(モバイルデバイス管理)がiOS 12と互換性がない
国内でもUQ Mobileから、iPhone 5sにてSMSの送受信ができなくなる事象が確認されているためiOS 12へのアップデートを控えるよう呼びかけられています。
ほか、サードパーティ製アプリ、特にゲームが「iOS 12での動作状況を確認中」「正常に動作しない可能性がある」との告知が発表されています。
主だったところとしては、『パズル&ドラゴンズ』は「お知らせ【iOS 12】アップデートに関するご注意」、『LINE:ディズニー ツムツム』からは「iOS12アップデート後に発生する事象 LINEログインができなくなる」、『Fate/Grand Order』は「【重要】iOS 12での動作について」といった具合です。
その他、純正ケーブルで「このアクセサリが使用できない可能性がある」と表示、画面が白っぽくなったなどの報告も散見されています。
すでに開発者向けにiOS 12.1ベータ版がリリースされているため、まだiOS 12をインストールされていない方は、しばらく待ったほうがいいかもしれません。