Chromeでアサシンクリード最新作が無料プレイできる「Project Stream」発表。ただし米国在住者のみ

ゲームストリーミングサービス競争がアツい

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2018年10月2日, 午後 02:30 in google
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GoogleはゲームのAAA(大作)タイトルをChrome上で無料で遊べる「Project Stream」を発表しました。この試みはストリーミングの最大の課題のいくつかを解決するための技術テストであると述べられています。

最初のテスト対象となるのが、アサシンクリードシリーズの最新作『Assassin's Creed Odyssey』。パブリッシャーのUbisoftと提携し、10月5日から一部のユーザーに限定して無料プレイを実施するとのこと。今のところ参加者は米国在住者に限られ、日本からの申し込みはできません。
ゲームのストリーミングサービスは、プレイヤー側での入力をクラウド側に送信し、そちらでレンダリングした画像を送信するという方式。ユーザーのPCやデバイスのスペックに関係なく、リッチなゲームをプレイできることがメリットです。

Project Streamでも高価なグラフィックカードは必要なく、Chromeブラウザが動く環境であれば、WindowsやmacOS、ChromeOSやLinuxを問わずプレイできます。ただし、25Mbps以上の回線スピードが推奨とされています。

テレビ番組や映画でこそストリーミングサービスは広く普及していますが、それも多少は映像が遅延しても許されるから成り立っていること。ことゲームにおいてはコントローラとグラフィックが即時に対応することが求められる上に、グラフィックの質やデータ量も年々向上する傾向にあり、技術的ハードルはかなり高めに設定されています。

その中でも最上位にあるのが、数十億円もの資金が投じられたAAAタイトル。Googleは、「このテストでは、ストリーミングのための最も要求の厳しいアプリの1つ、ブロックバスタービデオゲーム(AAAタイトル)で限界を押し上げようとしています」との野望を掲げています。

Googleのゲームストリーミングサービス参入は今年初めから噂されており、6月にはコンテンツ準備のために大手ビデオゲーム会社の何社かと交渉しているとの観測も報じられていました。その「何社か」の中にUbisoftが含まれていたのかもしれません。

すでにソニーもPS Nowでゲームストリーミングサービスを開始していますが、クラウドサーバと端末の通信にまつわる遅延の問題は解消されていません。さる9月26日にもPS4タイトルをPS4本体にダウンロードしてプレイできる機能が追加されましたが、これも遅延を解決する方法の1つと言えます。

PS Nowのダウンロードは「ストリーミング」そのものを諦めるやり方ですが、Googleはあえてストリーミングで最も要求の厳しいAAAタイトルを選んでいるのが対照的です。もっともPS Nowは商業ベースの有料サービスに対して、Project Streamは無料ベータテストに過ぎず、より踏み込んだ実験ができるということでしょう。

そしてマイクロソフトも、今年6月にスマホで遊べるゲームストリーミングサービスを正式に予告しています。ゲーム専用ハードの分野ではPS4やニンテンドースイッチに挑むのは困難と思われますが、Googleとマイクロソフトは、両社の土俵といえるクラウドでゲームビジネスの再開拓にチャレンジするのかもしれません。


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