このたび新発売となった「Fire HD 8 タブレット」の32GBモデル版(10,980円)が10月4日の発売日に届きました。ACCN編集長が書いているとおりmicroSDカードを装着すれば、内部ストレージとして利用できちゃう素敵仕様なので、16GBモデル版(8,980円)を購入するのが賢い消費者というものなのですが、ついつい最上位モデルを購入しちゃう病に名前をつけてください。
ACCN編集長の記事と小口氏の記事がすでに掲載されているので、詳細はリンクを参照していただきたいのですが、フロントカメラの解像度がVGAから720pに、microSDメモリーカードスロットの上限が256GBから400GBに増えただけです。以上現場からジャイアン鈴木がお届けしました。スペースチャンネル5!
でも実はボタン、マイク、3.5mmイヤフォンジャックの位置や......
microSDメモリーカードの位置も変わっています
世界に冠たるAmazonの開発部隊がさぼっているとは思えないので、単に「VGAカメラの部品がなくなっちゃたから720pカメラにすっか。値段も変わんねえしな」みたいな事情からモデルチェンジしたんだけじゃないの? ......と予想しております。
それでも最新モデルを買いたくなっちゃったので、今回はアクセサリーに凝ることにしたの。だって絵面的に変わり映えしないのですもの。
「【Fire HD 8 (第7世代、第8世代) 保護フィルム】 Digio2 液晶保護フィルム 高精細 反射防止 気泡レス加工 2枚入り」(1,480円)と、「【Fire 8 (第7世代, 第8世代) 用】 Amazon キッズカバー ブルー」(2,980円)をセットで購入。Fire HD 8本体と合わせて15,440円でした。あれ、急に割高感が......。そして製品名長過ぎ
パッケージ表面
パッケージ裏面
パッケージ裏面アップ
同梱物一覧。本体、USB充電器、USBケーブル、クイックスタートガイド(黒)、製品に関する重要なお知らせ(白)が入っています
下調べせず購入した「Digio2 液晶保護フィルム」でしたが、中央に剥離シートがあり、位置合わせしやすいタイプのフィルムでした。ナイスですねぇ(村西監督風)
microSDカードは手持ちのトランセンド製64GBを挿入したのでございます(黒木香風)
そして「Amazon キッズカバー ブルー」を装着
背面をガッシリとガード
カメラ穴は結構深いです
電源ボタン、microUSB端子、マイク、3.5mmステレオジャック、ボリュームボタンはしっかり露出しています
うーん、でかい。でも手の長さ20cmのワタシはギリギリ片手で横持ちできました
比類なき保護性能を手に入れても、合計実測重量は約476gです
処理速度はどうなった?
さて新Fire HD 8の処理速度ですがけっして速くはないです。今回ほかの最新Fireタブレットと、「HUAWEI MediaPad M5」で「Kraken JavaScript Benchmark (version 1.1)」を実行した結果は下記の通り。●Kraken JavaScript Benchmarkの結果
Fire 7 18106.8ミリ秒
旧Fire HD 8 14007.5ミリ秒
新Fire HD 8 14441.6ミリ秒
Fire HD 10 4471.6ミリ秒
HUAWEI MediaPad M5 3613.9ミリ秒
新旧Fire HD 8の処理スピードは計測誤差レベル。そしてFire HD 10やHUAWEI MediaPad M5と比べると、あくまでもKraken JavaScript Benchmarkの結果からは1/3程度のパフォーマンスだということがわかります。と言うかFire HD 10、めっちゃ速いですね。買おう、Fire HD 10!
今度はカメラ画質ですが、メインカメラ(リアカメラ)は正直厳しいですねえ。近くの被写体にピントが合いづらいですし、夜景はノイジーかつ、シャッター速度が遅いため被写体ブレが盛大に発生します。夜景に限れば、第三者の肖像権にまったく配慮する必要のないメインカメラと言えるでしょう。
しかしフロントカメラがなんか異様に綺麗です。今回新Fire HD 8とHUAWEI MediaPad M5で撮り比べてみたのですが、最初に写真を見比べた際に両者を混同してしまったぐらいです。新Fire HD 8のフロントカメラ画質の向上には大満足。TikTokも捗ります。Amazonのアプリストアにはないですけども。
左が新Fire HD 8、右がMediaPad M5
左が新Fire HD 8、右がMediaPad M5
左が新Fire HD 8、右がMediaPad M5
信用できない方もいらっしゃるかもしれませんので、新Fire HD 8のEXIF情報を掲載しておきます
新Fire HD 8のベンチマークスコア自体は高くはありませんが、実際に使っていてレスポンスにストレスを感じる局面はほとんどありません。しいて言うとWi-Fiが11acに対応していない点が不満であり、なおかつSIMフリーモデルがないのが残念ですが、8,980円からの激安タブレットなので超許せます。
旧Fire HD 8から買い換える必要はまったくありません。しかしFireタブレットを1枚も持っていないなら、即行で絶対に買いましょう。使い勝手に不満なく、そして壊してしまっても「ま、いっか」で済ませられる数少ない激安端末なのですから。iPhone XS Max 512GBモデル1台の価格で19台も買えちゃいますよ!
「Amazonnキッズカバー」、超オススメ。室伏広治選手が全力で壁に叩きつけないかぎり壊れそうにありません。寝モバ時に枕にしても大丈夫そうですよ