ソニー・インタラクティブ・エンターテインメント(SIE)が、脱獄(Jailbreak)済みで海賊版のゲームソフトを満載したPlayStation 4を販売しようとした男を著作権の侵害とDMCA(デジタルミレニアム著作権法)違反で訴えました。

カリフォルニア中央地区連邦地裁への申立てでは、カリフォルニア在住のBlackcloak13ことエリック・スケールズが、10月5日金曜日にオークションサイトeBayに60本以上の海賊版ソフトを搭載した脱獄済みPS4を出品していたとのこと。PS4は長く脱獄や海賊版ソフトが出回ることがありませんでしたが、最近になって強力な脱獄ソフトウェアが出回り始めました。2018年2月にはQwertyoruiopと称するハッカーがファームウェアバージョン4.55で動作するPS4のエクスプロイトを発見、それを公開したために、これを入手したユーザーが比較的簡単にPS4を脱獄させる事が可能になっています。

ただ、その後はPS4の改造事例やソフトウェアの著作権侵害が多くなったものの、それでも脱獄済みPS4を販売する者などは現れていませんでした。

SIEは実際に出品されたPS4を2台入手し、「宣伝どおり」大量のソフトが入っていることを確認、さらに海賊版ゲームのインストール方法を記した取説が添付されていることも確認しました。スケールズのウェブサイトでは海賊旗の画像が表示され「もうゲームを買わなくていい」とおおっぴらにアピールしていたとのこと。

DMCAでは、違法コピー技術を使用した品の販売が禁じられています。SIEはスケールズに対して、PS4の脱獄および販売行為の禁止と損害賠償、さらにすべての脱獄済みPS4の提出を求めました。損害賠償の金額は未公表ながら、大企業が個人を相手に法外な賠償金を求めることはまずないと考えられます。

なお、今回の訴訟は脱獄PS4に関する最初の訴訟かもしれないとのこと。またSIEには、この件によってユーザーが脱獄済みPS4を販売するようなことがあれば、それは処罰される可能性があるということを広く知らしめる意図もありそうです。