Galaxy Note9と言えば、なんといってもBluetooth対応になったSペンが気になるところ。しかし、そこはひとまず置いておいて、先日Xperia XZ3でもチェックした、有機ELのサブピクセルを確認してみました。
とはいえ、先に結論から言ってしまうと、Xperia XZ3やiPhone X、XSなどと同じ、一般的なダイヤモンドペンタイル配列でした。さすがにこの辺りは、こなれてきた技術といったところなのでしょう。
有機ELによっては(だけでなく液晶でもですが)、角度を変えると大きく色が変る場合もありますが、Galaxy Note9では特に影響はないようです。
なお、ペンタイル配列自体は一般的なもので、前モデルとなるGalaxy Note8も同じです。しかし、だからといってディスプレイ自体に進化がないわけではありません。
各種ディスプレイを専門に調査しているDisplayMateによると、Galaxy Note8と比べた場合でも最大輝度が27%、コントラストも32%向上。これまで調査してきた中でも、最も優れたスマートフォンディスプレイだとベタ褒めしています。
ところで上記の画面モード、なんとなく色が変るのは知っていましたが、DisplayMateによると下記の違いがあるとのこと。カッコ内はNote9での数値です。
- AMOLEDシネマ:DCI-P3の色域に準拠(103%)
- AMOLEDフォト:Adobe RGBの色域に準拠(99%)
- 標準:sRGB/Rec.709の色域に準拠(103%)
余談:ダイヤモンドペンタイルで1ピクセルのみ点灯すると?
話は変わりますが、ダイヤモンドペンタイル配列、1ピクセルだけ光らせるとどうなるのか、気になりませんか? 通常のRGBストライプなら、RGBがそれぞれ1つずつ点灯するはずですが、ダイヤモンドペンタイルはちょっと想像が付きません。それならばということで、試してみたのが下記です。ピンぼけなのはご容赦を。狙った1ピクセルだけ撮影するのは非常に難しかったです。
それでも、赤のサブピクセルを中心に緑と青が点灯しているのがわかります。
また、逆に1ピクセルのみ黒くした状態が下記です。赤1つと緑2つが消えていますが、こちらでは青は影響しないようです。1ピクセル点灯させたときに周囲のサブピクセルも光っているのは、アンチエイリアス的な対応でしょうか?
ちなみに、ダイヤモンドペンタイルでは、下記のように赤2つ、青2つ、緑4つを1ユニットとし、これで2x2ピクセルを表現するようです。