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仮想通貨Ethereumを創設したJoseph Lubin氏がCEOを務めるブロックチェーン開発企業ConsenSysが、小惑星資源開発を目標とする企業Planetary Resourcesを買収しました。ConsenSysによると、宇宙の資源はどこの国のものでもないため、一般的な通貨よりもブロックチェーンを基本としたスマートな取引が適しているとのこと。ブロックチェーンと小惑星資源開発はどちらも将来が有望な分野として注目されているものの、両者を結びつけて考えようと思う人はそういないようにも思えます。しかし、誰ものもでもない宇宙の資源を取引する際に、どこの国にも縛られないブロックチェーン技術を利用するというのは、なるほど納得のいく話かもしれません。

ConsenSysはPlanetary Resourcesの社長兼チーフエンジニアChris Lewicki氏と法務担当のBrian Israel氏を迎え入れ、Planetary Resourcesの本拠地ワシントン州レドモンドに宇宙部門をおくとのこと。

ひとつになった会社は、将来の具体的な計画をまだ示してはいません。ただ、今回の買収はPlanetaly Resourcesの財政難が原因のひとつと考えることもできそうです。Planetaly Resourcesは設立当初こそ元Googleのラリー・ペイジ氏やエリック・シュミット氏、そして映画監督のジェームズ・キャメロン氏が出資したことで注目されました。ところがその後は細かな方針変更や2014年のアンタレスロケット爆発による実験機喪失の不運があったうえ、2018年前半には資金調達に失敗してレイオフを実施するなど、経営面は決して順調とは言えない状態でした。

しかし、小惑星の資源開発はこれからの分野でもあり、そこに商機を見出したConsenSysによる買収は、近い将来に大きなビジネスに発展するかもれません。