プレイステーション クラシックはオープンソースのエミュレータ利用? 自社開発ではないとの噂

Vita TV基板の流用でもなかったようです

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2018年11月10日, 午後 04:00 in playstation
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2018年12月3日の発売が待たれる、初代プレステのミニ復刻版「プレイステーション クラシック」。収録20タイトルも発表されて大いに期待が高まるなか、その"中味"についての噂が報じられています。

米Kotakuが実機を試遊したところ、メニュー画面にオープンソースのエミュレータ「PCSX ReARMed」を使用しているとの法的ライセンス表示を発見したとのこと。
PSクラシックの中身に関しては「(PSアーカイブスが動く)Vita TV基板が流用されているのでは」などの予想が飛び交っていましたが、意外なソリューションが採用されていたようです。PCSX ReARMedは、2000年から2003年にかけてLinuxやMac、Windows向けに開発されたPSエミュレータ(もちろんソニーと無関係のアマチュア開発)をARM向けに移植したものです。

直接のベースとなったアップデート版のPCSX-Reloadedは、それまでのバージョンにあったバグが修正されたうえに、ネットワークプレイや巻き戻し機能が追加され、現代のゲームプレイに求められる要素をひと通り備えた内容となっています。

近年のレトロゲーム復刻版ではエミュレータ使用が当然の前提になっています。が、任天堂のミニファミコンやミニスーファミに採用されたものは、ヨーロッパ法人の社内開発でした。

もちろんオープンソースソフトはライセンス条項を遵守しているかぎり、商用利用をしてもなんら問題はありません。著作権表示をしている(と伝えられる)ソニーは、正当に活用しているだけと言えます。

むしろ、今回の噂が驚きをもって受け止められている最たる理由は「ソニーが自社開発のエミュレータを使っていない(かもしれない)」という点です。

過去にもソニーはPSアーカイブスで初代プレステ用ゲームを動かすにあたってPS3やPSP、Vita用のエミュレータを自社開発していました。またPS4用の『パラッパラッパー』などにも完全なPSPエミュレータが内蔵されていたという経緯があります。

今回の発見で一部の海外コミュニティでは「ソニーが手抜きをしている」などの物議を醸していると伝えられていますが、Video Game History Foundation(ゲームの歴史を保存する運動に取り組む非営利団体)の創設者Frank Cifaldi氏は「非公式なエミュレータが公式に認められた」として高い評価を述べています。
ただし今回は、PCSX ReARMedが使われている点までは判明したものの、そのまま使われているのか、ソニーがそれをベースにアレンジを加えているのかといった点は不明です。

Kotakuのレポートによれば再現度は高そうですが、「どこでもセーブ機能が1箇所だけ」という報告もあります。ここが本当だとすれば、そこは4つ程度に増やすよう頑張ってほしいところかもしれません。

 
 
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