磁力で汚れを落とす緑内障インプラント、米大学が開発。5年以上の長期使用

ブルブルして落とした汚れは房水とともに流します

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2018年11月13日, 午前 09:00 in medical
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Carla Gottgens/Bloomberg via Getty Images
緑内障は、眼球内の水(房水)がたまりすぎて眼圧が上がってしまい、視神経を圧迫して視野が狭まる病気です。この緑内障の治療としてはまず眼圧を下げるための点眼薬、ついでレーザー治療などが使われるものの、効果がなければ房水を排出するためのインプラントを入れる手術が検討されます。

しかし、米インディアナ州のパデュー大学によると、このようなインプラントは約半数がおよそ5年以内に機能しなくなると報告しています。原因はインプラントが形成する排水経路に微生物が繁殖し、膜を形成してしまうため。大学の研究チームは、微小なマイクロアクチュエーターを内蔵した新たなインプラントを作り出しました。このマイクロアクチュエーターは磁場を受けると振動し、形成された膜を落とす機能を備えます。ただ振動するだけなので信頼性は高く、振り落とした膜は房水とともに眼球から排出されるとのこと。

研究チームは、このインプラントは使用者に合わせてカスタマイズも可能で、病状に合わせて長く使い続けられるため、いったん失った分の視界は取り戻せなくても、より長期間にわたり視力を維持できると説明します。

具体的にいつ頃、この技術が一般に普及するかはどこにも言及がありませんが、チームは特許取得して商業化するためのパートナー企業を探しているとのこと。他の治療方法ではどうも進行を止められない患者には、早く実用化してほしい技術です。
 
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