「透ける電池」をNTTが開発

透過率はサングラスと同程度

小口貴宏(Takahiro Koguchi)
小口貴宏(Takahiro Koguchi), @TKoguchi787
2018年11月27日, 午前 11:30 in battery
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光を透過し、曲げることができる──。そんな電池をNTTが開発しました。現在は試作段階ですが、IoTなどへの適用可能性を探ります。

この「透ける電池」は、身の回りのものがインターネットに繋がるIoT時代を見据え、「存在を感じさせない」ことを目指した電池です。

従来の電池は導電材や結着剤などにより、全体的に黒色で光を透過しない構造が一般的でした。一方の「透ける電池」では、入射光の吸収と反射を抑制する技術を開発。光の吸収と反射を抑制しやすい構造にし、また電解質をゲル化することで、"透ける"に加えて"曲がる"を実現しています。

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試作した電池は 9 x 5cmの長方形で、光の透過率は平均約25%ほど。これは一般的なサングラスと同程度です。充放電性能は平均電池電圧1.7V、放電容量0.03mAh(電流密度0.01mA/cm2)で、一般家庭にある掃出し窓1.5個分のサイズで、市販のコイン電池CR1025 1個分の容量に相当します。

動作確認として市販のLEDに接続したところ、5分間の点灯を確認したとのこと。また、充放電可能な二次電池として動作し、充放電を100回繰り返してもLEDを点灯できるといいます。

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NTTは同電池について『従来の電池では適用困難だった領域に、広く適用できる可能性があり、近年、研究開発が進んでいる透明に関する技術分野(情報表示端末分野のディスプレイ、建物の窓等の建材分野の太陽光発電素子など)と組み合わせることで、IoTの新たな可能性拡大に繋がると考えています』とコメントしています。

 
 
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関連キーワード: battery, flexible, IOT, ntt, transparent
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