当初は12月10日に予定していたものの、自動車をトンネルまで上げ下ろしするエレベーターを設置するために1週間ほど予定を遅らせたとのことです。また、「現代的で道交法に合致する輸送車」も、それまでに完成させるとしています。マスク氏のツイートを受けてTBCのツイッターアカウントは、「カタツムリの巣(トンネルのこと)の完成にはいましばらくの作業が必要だ」とツイートしました。これは5月にマスク氏がカタツムリの絵文字に"ゲイリー"という名前をつけ、TBCの掘削機がゲイリーに挑発されているが、いまに追いつき追い越すよとツイートしたことを受け、トンネルをカタツムリの巣に見立てた表現です。
ホーソンの第1号トンネルは10月17日に終点であるO'Leary Startionまで貫通しました。あれから1か月余りが経過し、縦坑部分にむき出しだった鉄骨による補強構造などはコンクリート壁で見えなくなっていると考えられます。
TBCが"Loop"と名付けた地下交通は、自動車や"Pod"と称するバスのような乗り物がそのままエレベーターでトンネルまで降り、最高150mphでトンネル内を走行し、目的地側出口までつなぐシステムを構想しています。
イーロン・マスク氏は、イベントを「ただのトンネル開通式にはならない」と述べており、自動車もしくはPodをエレベーターでトンネル内におろし、その走行をデモンストレーションしようとしている模様。今年はじめには、テスラはTBCに40万ドル相当でモーターとバッテリーによる走行システムを供給する予定だとしていました。
ちなみに、TBCによる最初の商用路線は、ロサンゼルス地下鉄からドジャースタジアムを4分で結ぶLoopシステムになると予想されています。
Boring Company product launch on Dec 18. More than a tunnel opening. Will include modded but fully road legal autonomous transport cars & ground to tunnel car elevators.
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年12月7日
Tunnel opening now set for 12/18. Need another few days to finish the snail habitat. More details soon!
— The Boring Company (@boringcompany) 2018年12月6日