『デッドプール』のライアン・レイノルズがネット小説を映画化
原作となった「The Patient Who Nearly Drove Me Out of Medicine」は、ライターのジャスパー・デウィット氏が2年前からRedditのホラー小説板とでもいうべき r/nosleep に掲載しはじめた短編。主人公の医者が患者の治療に当たる際に様々な謎に出くわすというのが、大雑把なあらすじです。
デウィット氏は、ライアン・レイノルズから話が来たとき「最初は詐欺師だと思って信用しなかった」と語りました。しかし「後にそうではないとわかりました。私はなんと幸運なんだろう」と率直に述べています。
ライアン・レイノルズは俳優業だけにとどまらず『デッドプール』シリーズでは制作や脚本にも加わるなど、活動の幅を広げています。このReddit小説の映画に関しては、出演俳優や監督などはまだ決まっておらず、レイノルズ本人も制作以外の関わり(出演など)があるのかは不明です。
中国が月の裏側目指す無人探査機打ち上げ
中国は2018年5月に、中継用の衛星を月に送り込んで電波の問題を解決しています。中国は着陸機の到着予定日時を明らかにしていませんが、2019年1月初週にもそれが報告されると予測されています。着陸が成功すれば、月の裏側の地表からの景色が地球に届けられるかもしれません。
今回の着陸探査が成功すれば、中国は次の段階として月裏面からの地質サンプルリターンを計画中。さらにその先には有人探査や月基地建設が考えられています。
Amazonの倉庫ロボットが熊撃退スプレー噴射、従業員24人を病院送り
と言っても、ロボットが人間に対して反乱を起こしたわけではなく、床に落ちたスプレーをロボットが踏み潰したのが噴射の原因だったようです。
入院した24人の殆どは2日後までに自宅に戻れたものの、1人は重篤な状態とのこと。
Amazonでは11月にも暴風雨のために倉庫建屋が崩壊し、中で作業していた従業員2人が死亡する事故が起こっています。また2018年はじめには米国労働安全衛生評議会が、Amazonの倉庫を米国で最も危険な職場リストに掲載しています。
リチウムイオンより10倍高性能な二次電池、常温で利用可能に
ホンダ、カリフォルニア工科大学、NASAジェット推進研究所の研究チームが、これまで150℃以上という高温でしか使えなかったフルオライドイオン電池を常温で利用可能にする方法を発見しました。フルオライドイオン電池はリチウムイオン電池に比べて最大10倍エネルギー密度が高く、環境面でも安全とされます。
リチウムイオン電池は陽極にリチウム酸化物を用いているため、充電時はリチウムイオンが陰極側に集まり、放電時はそれが陽極に移動することで電流を発生します。一方、フルオライドイオン電池は、充電時にフッ素イオンが陽極側に集まり、放電時はこれが陰極側へ移動します。
ただ、フルオライドイオン電池を動作させるには、これまでは溶融塩電解液を使う必要があり、結果として150℃以上という高温が必要でした。しかし研究チームはこの代わりにフッ素化エーテル有機溶媒に溶かしたフッ化テトラアルキルアンモニウム乾燥塩を用いた電解液を開発。さらに銅、ランタン、フッ素からなるコア-シェル型ナノ構造を持つ陰極を用意して、室温動作を可能にしたとのこと。
ただこの研究結果を持って、すぐにEVのバッテリーが10倍長持ちになるわけではありません。現状では、新たな電解液に両極が溶解してしまう傾向があるため、この問題を解決するまではバッテリーはまだ研究室の外では使えません。
超音速車Bloodhound、資金調達できずプロジェクト終了
プロジェクトは開発資金をすべてスポンサーに頼っており、すでに確保した資金は底をついていました。そして、2019年後半に予定していた南アフリカでの試運転を実施するには、更に多大な金額がかかると見積もられました。
Bloodhound SSCのボディには多数の企業ロゴが貼られていましたが、当初計画の2015年から大幅に時期が遅れても一向に記録に挑戦できないままでは、スポンサーに何のメリットもありません。むしろその分の費用を使ってInstagramに広告を出すほうが、いまは効果的だとも考えられます。
もちろん、まだ誰か資金豊富かつ酔狂な人物が現れてプロジェクトをまるごとお買い上げになる可能性もないわけではありません。しかしそのためには肥大化したプロジェクトチームの大半を再編し、コストを切り詰め、記録挑戦のためのさらなるスポンサー集めが必要になりそうです。